青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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指導がなければ・・・

 3年生の算数。試験が終わった頃から先生が教室に姿を現すのが遅くなっています。前は、その先生と私で、半分ずつ宿題の答え合わせをしていたのですが、最近は、私が全員分の答え合わせを終えるまで廊下の椅子に座って、中に入ってこようとはしません。不本意ながら、時間がもったいないと思い、答え合わせをしていたのがいけませんでした。

 今日は、廊下にさえ姿が見えず、答え合わせが終わっても一向に姿が見えません。今、3年生では二桁×一桁の筆算をしています。例えば「25×4」九九を覚えていない子は教科書の九九表を見ながらでないと5×4も答えられません。九九表の見方もわかっているのか、わかっていないのか・・・随分時間をかけて5×4=20の答えを出したかと思うと、筆算の答えの欄に「20」と大きく書く・・・ 
 その結果、次に「2×4」の計算をすると、答えの欄には「820」と書かれてしまうことになるんです。足し算の時点から、繰り上がり、位取りが意識できていないので、本人達もどうして違うと言われるのかが理解できない様子です。

 私はかけ算を全く理解していない3人を集めて九九を言わせたり、繰り上がりのない簡単なかけ算をノートに書かせたりしていたのですが、次第に他の子が「私にもノートに問題を書いて」と持ってくるようになり・・・
 
 先生を呼んでおいてと伝えると、やっと先生登場・・・ そして私にペンを差し出し「子ども達に宿題を出して」とのこと。赴任後しばらくは異を唱えずにおこうと思っていましたが、さすがに・・・ それでも精一杯、自分を落ち着かせて「わかっていない子どもがいます。宿題を出す前に、計算の仕方を説明する必要があります。」と言ったのですが、私の言葉が理解してもらえないのか、意図が理解してもらえないのか、「できない子どもも、繰り返してやって、わかるようになる」という返事。

 確かに繰り返すことが必要ですが、繰り返すのは練習だけでなく繰り返しの指導があった上でのことだと思うのですが。これまでの授業も、毎日、先生が黒板に書きながら計算する順番だけ見せて、2~3問の宿題だけ出して授業は終わり。そして、次の日に宿題の答え合わせをして、また、あたかも確認するように先生が黒板で1問だけ解いて、次の日の宿題を出して授業は終わる・・・

 そして今日の「子ども達に宿題を出して」の一言。私が何度も「説明が必要」と言っても、ふんふんと頷いて「二桁のかけ算の仕組みを説明するために、あなたは、どんな問題を宿題に出すか考える必要があるよ。」と言いながら私に二桁のかけ算の計算の仕方を教えようとする始末。「私は宿題は出せます。その後で、先生は何をするんですか!」と、さすがに怒りが込み上げてきました。毎日、毎日これだけの授業しか受けられず、答えられなかったら叩かれる子ども達。その先生を説得することができない自分の力量不足にも腹が立つばかりです。

 午後、4年生の教室に行っても先生はいらっしゃらない・・・ どうなっているのでしょう。子どもたちは「BINGO?じゃんけん?」と口々に言うので、もう決心しました。「今日は半分じゃんけんして、半分算数するよ」4年生は分数を習い始めたばかりなので、数直線で分数の大きさを説明する授業をしました。
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by yuka151a | 2011-09-25 21:15 | 算数