青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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数カード

 行く、逃げる、去る・・・ ネパールでも1月があっという間に過ぎてしまいました。

 今日は、2年生の算数の先生が研修会参加のため学校に来られませんでした。ということで、2年生と2時間授業!せっかく時間がたくさんあるので、先日研修会で紹介した「数カード」を使ってみることにしました。
 「数カード」は簡単に言うとトランプみたいなもので、0~10までのカードが8種類、計88枚あります。それぞれの裏には、別々の絵を描き、数字カードとしても使え、文章題の時の絵カードとしても使えるようにしておきました。
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 まずは全員で、カードが読めるかどうか・・・ ドットはもちろん大丈夫(^^) ただし、目で見て即言える子はほとんどおらず、指差しながら数えていました。そして、ほとんどの子が、アラビア数字・ネパール数字は読めるようになってきました。1ヶ月に数えるほどしか登校しない子はアラビア数字はまだ厳しい様子ですが・・・ 前回の試験に出題されたローマ数字はⅢまでが確実といったところでしょうか。ローマ数字、確かに教科書には載っているのですが、この状態の子ども達に指導する必要あるのだろうかとつくづく思います(--; 英語とネパール語の表記は、頭文字を見て勘で言ってる子がほとんど・・・いえ、全くの勘の子もいる様子(^^; う~ん、あと2ヶ月で2年生終わるんですけど。

 全員で声を出した後は、カードを使って遊びます。ところが、この子達、みんなで揃って何かをしたり、人の話を聞いて活動したりという学習規律が全く身についていません。私の目の前にカードを見に来る子、ノートに宿題を書いてくださいといきなり立ち上がる子、肩が当たったからと隣の子と喧嘩を始めたり、お昼に食べるカジャを食べ始めたりする子まで・・・ カードを見せながら説明を始めても「マライ ディヌス(私にください)」「アウンチャ、アウンチャ(できます)」と何をするかも言っていないのに手を挙げて叫ぶばかり・・・ 普通の授業でもそうですが、教師と1対1の関係しかないので、他の子のノートを見ていても、私の顔の前ににノートを出してくるし、自分が終わると「ミス、ミス、ミス」を連発しています。「できた」「見てもらいたい」という思いが強いことの表れなのでしょうが、「順番を待つ」「自分だけではない」ということをもう少し考えさせたいと思うところです。

 日本語だったらとことん話せるところですが、ここではそうもいきません。仕方なく、また数人の子にデモンストレーションをしてもらうことになりました。

 1つ目のゲームは、1種類・0~10までの11枚のカードを持った2人が向き合い、合図に合わせて1枚ずつカードを出します。大きい数を出した人がカードをもらうことができ、11回勝負の後、何枚集めたかを競うゲームです。単純だけど、一瞬で判断できる子とそうでない子がやはりいました。慣れてくると、手持ちのカードを出す順番を考える子もいて、なかなか楽しかったです。
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 2つ目のゲームはババ抜き。これは22枚で4~6人は遊ぶことができます。今日の出席者は20名弱だったので、これで全員で遊ぼうと思ったのですが・・・・ 勝手に立ち歩く子、カジャを食べ始める子、全くルールを聞いていない子にはさせませんでした。こちらの意図が伝わったかどうか、それが心配なところですが。

 2年生で2時間過ごした後、今度は1年生の教室へ。2年生の算数の先生は、3・4時間目はいつも1年生に教えておられるのです。
 
 今日の1年生7名。といっても、下は3歳位、上は10歳近いと思われる子まで幅が広く、数字が読めない子もいます。同じ絵カードを使って数の復唱をした後、ここでは神経衰弱をしました。
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 初めは3組6枚のカードだけを使い、ルールに慣れるに従って、カードを増やしていったのですが、どこに何があるか覚えるというゲームのこつがわかっていないので、ゲームはなかなか終わらない(^^; でも、ネパールの子達って競争意識がないのか、「そこが5だよ」なぁんて教え合うので、なんとものどかなゲームタイムでした。日本でそんなことをする子がいたら、勝気な子が顔を真っ赤にして怒るでしょうね。
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 1年生は人数も少ないし、順調に進んだ・・・ と思っていたのですが、授業終わりになって、隙を見て私のカバンの脇に置いておいたカードを勝手によそに持っていった子がいたのです。ここはちょっと厳しくと思い「悪いことしたら、何て言うの」と詰め寄ったのですが、ヘラヘラ笑って誤魔化します。絶対に見逃すものかと厳しい口調で謝るように言うと、小さな声で謝り、なんと泣いてしまいました・・・ あぁ、ネパールでもやはり泣かしてしまった・・・ ネパールの子ども達、友だちが怒られるのを見たら、冷やかすようにケラケラ笑う子が多いのですが、この時、他の1年生は笑わずに一緒に話を聞いていました。ん?単に私が怖かったのかな(^^; 怒った後フォローする言葉がわからないので、なんとか泣きやまさせて、遊びにいかせるしかできないところが、またまた辛いところです。

 職員室に帰って、「子どもが泣いた~」と先生達に話したら「叩いたの?!」と目を輝かせて聞かれました(^^; やっぱり体罰したかと思ったそうですが、いえいえ、それだけはしません! ちょっと羽目をはずし気味な子を外に出すぐらいです。が、細かく言えば、それも立派な体罰ですね。反省です(^^;
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by yuka151a | 2012-02-01 20:33 | 算数