青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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グラフ&時計

 2年生の算数、年度終わりが近づき、まだまだ残っている単元があるので、毎週のように新しい単元に入らざるを得ません。かけ算を始めて間もないのにもう二桁のかけ算になり、九九を覚えていないのにわり算、そしてわり算の筆算・・・ 

 グラフの時間は罫だけのノートに自分でメモリを書かないといけないのですが、メモリの意味はわかっていないので黒板に書かれたグラフをまるで絵を写すかのように書く子どもたち。もちろん、罫を無視してのメモリです。グラフの書き方と読み方を指導するなら、まずは1桁の数値で十分だと思うのですが、「犬35、猫29、ネズミ16」のように、大きな値なのです。

 サール(男の先生)が不在の日に、まずは数を○で表す方法でグラフを書かせることにしました。もちろん少ない数値で。黒板に文字が書けるのを喜ぶのは、日本もネパールも同じです(^^) 
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 わかっていようが、わかっていまいが「マ アウンツ(私ができます)」と叫び続ける子ども達。何度か繰り返すうちに、要領をつかむ子が増えてくるのですが、先生に叱られないことだけを考えて、その場を上手く潜り抜ける、という悪しき習慣がついてしまっているのか、じっくり考えるということが苦手な子がたくさんです。そして、次の日には、半数以上の子がほぼ全てを忘れ去っていて、悲しいことにまた1から教えなくてはいけません(--; スモールステップの指導と、反復練習が本当に大切であること・・・ 書き終わった子の満足そうな笑顔を見ると、さらにそれを実感します。
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 隣の子のノートを写すだけの子どももたくさんなので、一人ずつにグラフの問題を作って持参したのですが、昨日から、もう次の単元になってしまいました。時計です。

 サールは職員室から時計の模型を持ってきて、針を動かしながら指導されるのですが、「時」「分」を同時に指導されるので、子ども達、全くわかっていない様子。・・・と、後ろから見る私は思うのですが、サールが「分かりましたか?」と尋ねると「分かりました」と言うので、どんどん問題が難しくなるばかり。

 黒板に書かれた時計をノートに写すと、分かっていないことが一目瞭然。「分」のメモリが好きなだけ書かれていました(^^; つまり、時計盤の1~2の間、5分間の間にメモリが6つも7つもあるのです。サールの書く時計も、真上から90度進んだ辺りで20分のメモリになる始末・・・ 

 というわけで、サールにお願いして、今日は私が授業をしました。時計の模型を使って、針は2種類あること、数字は書いてないけど、小さなメモリが分を表していることを指導し、ラミネートされた時計盤の用紙と水性マジックを子ども達に配りました。配った時計盤は「分」のメモリにも1~59まで数字が振ってあります。

 サールも私の言葉を補ってくださって、時計の仕組みを説明するのですが、女の子達はやはり理解できないようでした。もっとも、腕時計をして学校に来ている子もいるのですが、教室には時計はありません。学校にはチャイムのように鐘を鳴らす仕事をされる方がおられるので、1日の生活は全て鐘が合図になっているのです。日本の子どもたちもそうであるように、時計は一足飛びに理解できるものではなく、長い時間をかけて、生活の中で身につけていくべきものだと思います。だから、身の回りに時計がないところでは、なかなか定着させるのは難しそうです。
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by yuka151a | 2012-02-17 22:52 | 算数