第2回 ダディン会
2012年 03月 03日
郡庁のあるダディンベシに向かう主要道路から支線に入り、車で1時間登らないといけない山奥の村です。例によって便数の少ないトラックに乗らないといけなかったのですが、事前に話がつけてあったからか、外国人だからか、私たちは助手席に座らせてもらいました。後の乗客は後ろの荷台に立ったまま1時間。
1歳になっていないであろう赤ちゃんは私たちが預かって、助手席で抱いたのは言うまでもありません(^^; 3人+赤ちゃんでぎゅうぎゅうではありましたが、以前のプルカルカ(11月のダディン会)に比べると天国です!
ナランには先輩隊員さんの知り合いで、トレッキングのガイドをしておられる方の実家があり、1泊そこでお世話になりました。ご両親、お兄さん家族が一緒に住んでおられ、今日は妹さんとその娘さんも来られていて、とても賑やかな家族団欒に交えていただきました。
お兄さんの末の娘さんは、生まれた後の栄養状態がよくなかったとかで成長が遅く、4歳になった今も言葉がほとんど出ません。2歳になる妹さんの娘さんよりも体が小さいほどです。でも、家族の皆さんが温かい雰囲気で彼女を育てていることが、ひしひしと伝わってきました。
山奥の村ですから、特別支援の学級はもちろんないでしょう。でも、この家族なら、この子が成長した時に生きていける力を育てることができるだろうというのが、私たち3人の共通した思いでした。
雲がかかっていなければヒマール(雪をかぶった山)が見渡せるというナラン。今回来られなかった2人のダディンメンバーを連れて、またぜひ来たいな、子ども達が大きくなったのを見たいなと思いながら山を後にしました。