宇宙科学教育プログラム
2012年 03月 12日
10~12日の3日間、カトマンズの私立学校が主催する宇宙科学教育プログラムに参加したのですが、講師を務めるのは日本のJAXAという宇宙教育センターのみなさん、「隼」の開発に関わった大学の先生方でした。
ネパールの教員を対象に、コンピュータを利用した地図作成ソフトの研修や宇宙科学についての講義、身の回りの物を利用しての科学実験が1日かけて行われたのですが、とにかく全部英語です。もちろん全部ネパール語でも、わからない単語がたくさんなのですが、英語能力は確実に下がっていまして、電子辞書を引きながらの参加になってしまいました(^^;
地図作成ソフトの研修では、GPSの仕組みやGoogle Earthが紹介され、まだまだコンピュータを使用しての学習が紹介されました。
科学実験は2種類。一つ目は、フィルムケースの中に水と発泡性入浴剤を入れ、発砲する力を利用してフィルムケースが飛び上がるという実験だったのですが、入浴剤でこんな実験ができるんだということにビックリ!!
二つ目は、注射器にアルコールを入れ、空気を送り込んだ後、電気で発火させて発射させる実験で、先生達もわくわくする実験でした。
最終日はカトマンズ市内の私立20数校より選抜された生徒達による、ペットボトルコンテストが開催されました。
予め学校で作成してきているペットボトルロケットを使い、決められた地点にどれだけ近づけてロケットを落下させられるかを競うものだったのですが、チーム3人が注入する水の量、発射させる角度など、意見を出し合って発射させる様子は、真剣そのもの。うまく飛んだ瞬間の生徒達の笑顔はとびきりです(^^)
ネパールの学校でサイエンスの授業を見学させてもらったことがあるのですが、実験がないばかりか、授業がひたすら教科書を読むだけです。実験器具が必要でない草花の観察に至っても、先生が1本の草を示す程度で、観察記録は、教科書に載っている挿絵を見ながら絵を描くだけで・・・
実験の重要性が論議される日本でさえ、児童生徒の理科離れが顕著であるのだから、文章を読むだけ、知識を注入するだけの授業では、興味関心が持てないばかりか、正しい自然現象を理解しないまま終わってしまう子がいるかもしれないと感じます。
理科だけではなく、私達が要請されている算数教育にも通じることがあり、自分の手を使い操作活動を行うこと、実物あるいは模型を目の前にして思考活動を行うことで、興味関心も沸き、理解も深まるのだと思いました。
実際、ペットボトルロケットを大事そうに抱えてきていた生徒達は、講師の先生の説明を食い行くように聞き、真剣な眼差しでロケットを設置していました。自ら「やりたい」という気持ちにさせる授業をしていかないといけないなぁと痛感しました。
ちなみにJAXAのみなさんは、日本でも子ども達相手に出張授業をしてくださるそうです。場合によっては旅費等、宇宙教育センター側が負担してくださることもできるそうなので、日本に帰ったら、ぜひ学校に来ていただきたいなと思いました。
日本から来られた講師のみなさんとお話していると、何気ない会話の中に「若田さんが・・・」なんてスラッと出てくるのです。尋ねるとやはり宇宙飛行士の若田さん!!協力隊に参加していなかったら、こうやってお会いすることなんてできなかった方々だと思います。
そして英語漬け3日間でしたが、エンディングセレモニーにも参加させていただき、なんとハイアットリージェンシーホテルという、ネパールでは超高級ホテルのディナー(バイキング形式)をいただきました!!
料理の美味しさ、ホテルのゴージャスさにも驚きですが、おしゃれなコックさん達がずらっと並んでいるのも壮観でした(^^)
日本では普通の白衣に白くて高い帽子なのですが、こちらではあまり見ることなく・・・
ところがネパールの方たち、お酒コーナーばかり行って、なかなか食事コーナーに行かないのです。一人でトコトコ料理に近づいて行き、コックさんに料理のことをいろいろ聞いたら、英語でなくネパール語で話すのを喜んでくださって、一品ずつ説明してくました。お洒落だけど気取ってなくて、素敵な雰囲気のコックさん達でした(^^)
ネパールの教員を対象に、コンピュータを利用した地図作成ソフトの研修や宇宙科学についての講義、身の回りの物を利用しての科学実験が1日かけて行われたのですが、とにかく全部英語です。もちろん全部ネパール語でも、わからない単語がたくさんなのですが、英語能力は確実に下がっていまして、電子辞書を引きながらの参加になってしまいました(^^;
地図作成ソフトの研修では、GPSの仕組みやGoogle Earthが紹介され、まだまだコンピュータを使用しての学習が紹介されました。
科学実験は2種類。一つ目は、フィルムケースの中に水と発泡性入浴剤を入れ、発砲する力を利用してフィルムケースが飛び上がるという実験だったのですが、入浴剤でこんな実験ができるんだということにビックリ!!
二つ目は、注射器にアルコールを入れ、空気を送り込んだ後、電気で発火させて発射させる実験で、先生達もわくわくする実験でした。
最終日はカトマンズ市内の私立20数校より選抜された生徒達による、ペットボトルコンテストが開催されました。
予め学校で作成してきているペットボトルロケットを使い、決められた地点にどれだけ近づけてロケットを落下させられるかを競うものだったのですが、チーム3人が注入する水の量、発射させる角度など、意見を出し合って発射させる様子は、真剣そのもの。うまく飛んだ瞬間の生徒達の笑顔はとびきりです(^^)
ネパールの学校でサイエンスの授業を見学させてもらったことがあるのですが、実験がないばかりか、授業がひたすら教科書を読むだけです。実験器具が必要でない草花の観察に至っても、先生が1本の草を示す程度で、観察記録は、教科書に載っている挿絵を見ながら絵を描くだけで・・・
実験の重要性が論議される日本でさえ、児童生徒の理科離れが顕著であるのだから、文章を読むだけ、知識を注入するだけの授業では、興味関心が持てないばかりか、正しい自然現象を理解しないまま終わってしまう子がいるかもしれないと感じます。
理科だけではなく、私達が要請されている算数教育にも通じることがあり、自分の手を使い操作活動を行うこと、実物あるいは模型を目の前にして思考活動を行うことで、興味関心も沸き、理解も深まるのだと思いました。
実際、ペットボトルロケットを大事そうに抱えてきていた生徒達は、講師の先生の説明を食い行くように聞き、真剣な眼差しでロケットを設置していました。自ら「やりたい」という気持ちにさせる授業をしていかないといけないなぁと痛感しました。
ちなみにJAXAのみなさんは、日本でも子ども達相手に出張授業をしてくださるそうです。場合によっては旅費等、宇宙教育センター側が負担してくださることもできるそうなので、日本に帰ったら、ぜひ学校に来ていただきたいなと思いました。
日本から来られた講師のみなさんとお話していると、何気ない会話の中に「若田さんが・・・」なんてスラッと出てくるのです。尋ねるとやはり宇宙飛行士の若田さん!!協力隊に参加していなかったら、こうやってお会いすることなんてできなかった方々だと思います。
そして英語漬け3日間でしたが、エンディングセレモニーにも参加させていただき、なんとハイアットリージェンシーホテルという、ネパールでは超高級ホテルのディナー(バイキング形式)をいただきました!!
料理の美味しさ、ホテルのゴージャスさにも驚きですが、おしゃれなコックさん達がずらっと並んでいるのも壮観でした(^^)
日本では普通の白衣に白くて高い帽子なのですが、こちらではあまり見ることなく・・・
ところがネパールの方たち、お酒コーナーばかり行って、なかなか食事コーナーに行かないのです。一人でトコトコ料理に近づいて行き、コックさんに料理のことをいろいろ聞いたら、英語でなくネパール語で話すのを喜んでくださって、一品ずつ説明してくました。お洒落だけど気取ってなくて、素敵な雰囲気のコックさん達でした(^^)
by yuka151a
| 2012-03-12 20:20
| 学校・子ども