試験
2012年 06月 29日
英語を担当するサール(男の先生)が、「今はこの子達のテストの結果は良くない。でも最後の試験では80%の子が合格できるように教えるつもりだ。ネパールでは、先生が教え方を学んでいない。だから、私達にも日本の指導法を教えて欲しい。」と言ってくださいました。冗談の大好きな愉快なサールですが、子どものことを一生懸命に考えておられるのが伝わってきます。
3年生のネパール語を担当するミス(女の先生)は数日前の授業中、「この子達は、何度教えても何もできるようにならない。いったいどうすればいいの。」と2年生の時にネパール語を教えていた先生に泣きついてこられたのですが、今日の試験もやはり、さっぱりの様子(^^;
英語の問題同様、何を問われているかもわかっていない子が半数以上いて、「ミス、教えて」と私に聞いてくる始末です。私は日本人、あなた達はネパール人(^^;
4年生以上の子は、英語の教科書以外はネパール語で書かれたものを使っていたそうで、先生が話す言葉や単語を聞いて書くこともできていたそうですが、この3年生はテストの答えを言っても、さっぱり書けません。だからといって、書けた子の答案用紙を回覧して写させるのはどうかと思うのですが・・・(--;
「わかっていないのに友達のを写して、それで合格したら、次の学年でまたわからない」と言ってみましたが、「だったらどうするの?何もできないのに」との返事。算数同様、前の学年までの学習内容を、何度も繰り返して教える必要がありそうです。
会話もままならない1年生も、試験を受けなくてはいけません。
自分の名前も書けない子もいるので、先生が口頭で聞き取る試験もあるのですが、紙に書くテストもあります。ちょっと目を離すと、歳の多い子が書く始末(^^; ウパヤチャイナ(しかたない)