青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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指導法

 配属校で一番若いミス。以前は私立学校で働いていたのですが、公立に空きができ、2年ぐらい前に転勤してきたそうです。自身が12年生までを終えた後、教えるようになったそうなので、17~18歳位で先生になり、教師経験4~5年。でも、プライマリー(小学校)で教えている先生の中で一番やる気があり、学校の課題にも気付いている先生です。
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 去年から、何度もこのミスの授業に補佐で入ったのですが、何かを説明するときには子ども達には決して書かせることをせず、聞く事に集中させています。説明を終えた後、ノートを書く時間や、問題を解く時間をきちんと確保できるよう時間配分もするなど、他の先生には決して見られない指導をされます。質問の仕方も通り一遍ではなく、オウム返しで終わらないような工夫がみられますし、何よりいいのは「小さい子にはまず【聞く・話す】の力をつけるべきで、【書く】ことを教えるのは最後。ボール遊びなど楽しいことをさせて、学校に来たいと思わせる必要がある。」と考えておられること。

 ミスはもともと英語やソーシャル(社会のようなもの)が担当なのですが、今年はいきなり4年生の算数を担当することになりました。4年生の算数、先週までの学習内容は素因数分解なのですが、かけ算九九を覚えていない子が半数以上なので、わり算ができるはずもなく・・・ 3年生同様の課題です。

 私は算数指導の要請でこの学校に派遣されているのですが、ひたすら文字を書く、ひたすら数を唱える、先生の範読をオウム返しで繰り返す…という指導法を変えていくことは、他の教科にも通じると思います。

 ミスに英語とネパール語の単語カードを作ることを提案すると、すごく嬉しそうに賛成してくれて、ミスがこれまでに作った教材を見せてくれました。ミスは正規採用の先生ではないので、研修を受ける機会もあまりないのだそうです。キャンパスの授業の一環で教材の作り方を習っても、実際に教材を作る授業はなく、自費で材料を買って作ったのだとか・・・ その上、配属校では教材を使う先生がいないので、作ったものを持っていくと笑い話の種にされるので、使いたくても使えないとこぼしておられました。

 残り9ヶ月の任期で、全ての先生の意識を変えることは難しいですが、少しでもこのミスが気持ちよく働けるよう、1人、2人と巻き込んでいきたいなぁと思います。
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by yuka151a | 2012-07-01 19:04 | 学校・子ども