青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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日本人の校長先生

 日本人女性の校長先生が運営されている学校があるということで、学校訪問してきました。
住宅地に建つ3階建ての建物で、日本で言う幼稚園から小学校5年生までの私立学校です。
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 ネパールの方と結婚された校長先生が、ご自身のお子さんをこちらの学校で通わせるようになって、ネパールの教育事情に課題を感じたのが、学校を創設しようと思われたきっかけだそうです。

 バンダ(ストライキ)の影響で児童の登校がいつもより遅かったので、先に教室を見せていたできました。児童の作品や学習教材が各教室に所狭しと掲示されていて、日々の学習の様子が見えるようです。
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 描かれている絵に日本的なものを感じるのも当然、校長先生が、音楽・図工を指導しておられるとのことでした。朝会の時も鍵盤ハーモニカでいろんな曲を演奏されていて、お聞きした話によると、音楽を選考されていたそうです。
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 児童の体格に合った机椅子はもちろんのこと、各教室に掃除道具とノート保管用の棚も整備されていました。
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 棚に置かれたノートを見ると、ホームワーク用(宿題ノート)とクラスワーク用(授業ノート)に分けられていて、登校後、決められた場所に宿題を出すように決められていたり、各ページに学習した日付を書くことも徹底されていたりと、細かい指導をされていることが節々から感じられます。
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 高学年の教室の後ろに置かれたプラスチックのケース。中を見ると、針や糸が収納されていました。そう、家庭科です。ボタン付けや刺繍、小物作りも指導されているのだそうです。
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 ネパールでは、服を作る職業、掃除をする職業と、カーストによって職業が分けられているため、ほんの少しの修繕でもすぐに店に持っていく人が多いのですが、ちょっとした針仕事は自分でできるように指導されているのは、とても大切なことではないかと思います。

 ブランコやすべり台、ジャングルジムといった遊具もあり、休み時間になると子ども達は楽しそうに外で活動していました。小さい学年だけで校庭を使う時間が確保してあるなど、時間割の組み方にも工夫が見られました。
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 ただ、日本でもそうですが、テストで良い点を取ることに重きを置かれる保護者の方も少なくないそうです。特にネパールでは10年生終了時に受けなくてはいけないSLCという全国統一の試験があるため、高得点を取れるように勉強させてほしいという声が絶えずあがるそうで、校長先生も苦慮しておられるようでした。

 発達段階に合っていない教育内容、幼少期からの詰め込み学習、記憶中心の学習内容・・・ さまざまな課題の根底には、やはりこのSLCが関係しているのではないでしょうか。
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by yuka151a | 2012-08-07 21:41 | 学校・子ども