Nepal~世界遺産を巡る旅~ 3日目
2012年 08月 11日
でも、朝食後、またヒマールが姿を現したので、さっそくみんなで広場に行き、記念撮影。
午前中は、ゆっくりバンディプルの宿場町の散策に出かけました。
そこかしこに立つ大きな木、いったい何年前からここに立っているのでしょう。「木の大きさを表現するため」と、小さく私達を写したのは、撮影者の意図です(^^)決して失敗写真ではありません。
ガジュリの村でもよく見かけますが、ここでもやはり、ボードゲームに興ずる少年達。
そんな子どもに吸い寄せられる先生達(^^;
バンディプルのバザールには車が入れないようになっているそうで、石畳の街並みはとても情緒がありました。
ふと見ると「ヨガ・スクール」との看板。ヨガ大好きな友人の1人につられ、みんなで訪ねてみたところ、そこはヨガの教室ではなく、「オムサンティ」という宗教施設でした(^^;
オムサンティは、私の住んでいるガジュリの村にもあるのですが、人間は神から与えられた「アットマ」によって生かされているという教えをされています。車が動くためには、それを操作する人間が必要であるのと同じように、人間の身体を動かすために、アットマが頭の中に入っている・・・ 詳しくは説明できませんが、そんな教えです(^^;
ちょっぴり長いアットマのお話を聞いた後、1人ずつ「エンジェルカード」という占い(?)をしていただきました。1人3枚のカードを選ぶのですが「家族を大切にしなくてはいけない」「新しいことを始める時には、必ず誰かが助けてくれる」など、今の状況にピッタリの言葉もあり、ビックリもしました。
私が選んだカードはというと・・・ 友だち3人分のカードについて説明してくださる言葉を訳していたら、すっかり忘れてしまいました(^^; 占いに左右されない性格であることを良しとするべきか、健忘症気味であることを心配するべきか・・・ 一番の目的だったヨガは、ほんの少しだけ教えてもらって、バンディプルを後にしました。
町で出逢った女の子、「一緒に写真撮って」とニコニコ近寄ってきたのですが、その後言った言葉「飴ちょうだい」 観光客だらけの場所で、もっと小さい子が言うのはよく目にしますが、この女の子、ちょっぴりメイクもしている年頃なので、驚き半分、少々呆れてしまいました。
バンディプルを後にして、次に向かったのはゴルカ。強靭であると知られるグルカ兵の名前は、この町の名前からつけられたそうです。標高1143mという山の中腹に、たくさんの家が建ち並んでいて、こんな山の上が開けた町になっていることに、少し驚きも感じました。
ゴルカ王宮まではかなりの距離。フーフー言いながら登った王宮は今は寺院となっていて、ここもまた何かの祭で、たくさんの人が参拝していました。ネパールでは葉でできた皿に、赤や黄色の粉、米、果物を入れてお供えするのですが、寺院の中はそれらの供え物があちらこちらに山になって積まれています。ネパールの人達にとっては神聖なそれらの供え物も、観光客にとっては匂いがきついこともあるようで・・・ 時間をかけて登ってきましたが、早々に山を下りた私達でした。
でも、下りる途中で見た光景には感激!「この光景はぜひカメラに収めたい」とのリクエストで
記念撮影です(^^)
汗をかいたあとのチソ(冷たい飲み物)も最高です。
セルロティというリング状のドーナツと、ちょっぴり辛い豆を食べながら休憩しました。
ゴルカ博物館に到着したとき、問題発生!なんと、バンディプルのホテルの鍵を鞄に入れたまま持ってきてしまったことが判明したのです(^^; あわててホテルに連絡して、私の電話番号を告げ・・・ カトマンズに事務所のあるホテルなので、返却の方法はまた考えようとのことになりました。
今日の宿泊場所はガジュリ。そう、私の部屋です(^^) 部屋の中に水道もなければトイレもない、収納スペースもない上に、ガスコンロを置いた机がキッチンスペースという、ネパール人仕様の部屋ではありますが、広さだけはそこそこありますので、4人でも十分寝られます。寒い季節でもありませんし。
ザ・ネパールの生活を味わってもらうために自炊です。しばらく留守にしていましたので、食材が何もなく、みんなで買い物に出かけました。久しぶりにガジュリに戻ってきたものだから、出会う人がみんな「どこに行ってたの?」と聞く始末(^^; 米と豆を買いに行くと、椅子まで出されて、まぁまぁ座りなさいと(^^; 3人も日本人が来たので、興味津々だったようです。
日本語の話せるウルミラさんに3人を会わせようと訪ねていったら、お茶をご馳走してくれました。そしてお喋りしていたら、バッティガヨ~、停電です(^^; いつも停電時間にかぶらないように調理するようにしていたのですが、今日はばっちり停電時間になってしまいました。米も、しばらく水につけておかなくてはいけないので、あとは米を炊くだけの状態にして、交代でシャワーしながら電気が来るのを待つことに。
カトマンズと違って、ここは1日1時間半程度の停電時間ですから、そんなこんなしているうちに電気がやってきて、食事タイムとなりました(^^) プレッシャークッカー(圧力鍋)の音にびっくりする友人達でしたが、あっという間に炊き上がることを体感してもらえたかな。来月から1人暮らしをするという友人は、自炊生活に向けて、このプレッシャークッカーを買って帰ることにしました。
おかずは、ジャガイモとオクラを、こちらの香辛料でいためたもの。やっぱり、みんなで食べると美味しいです(^^)
今日はたくさん歩いたから、片づけが終わったら、ついゴロリとなってしまいます。
さて、これは友人達がくれた誕生日プレゼント!
日焼け防止のショールもなる上に、タオルにもなり、さらに首のところには保冷剤を入れるところまでついているという優れもの! さすが日本の商品だぁ!と感心してしまいました。わざわざ持って来てくれてありがとう!これは絶対持って帰るからね!
今日の宿:ガジュリ・私の部屋 無料ですがコンクリートの床にマットを敷いた雑魚寝f^_^;