青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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タリム(研修会)&オープンクラス

 何人来るか心配だったタリム(研修会)ですが、20名を越す先生方が集まってくださいました。

 午前のプログラムはかけ算の仕組みを教えるための教材づくりと、たし算についての講話です。
ネパールでは幼稚園の子どもにもかけ算を暗記させているのですが、かけ算の意味が理解できていない子も多く見られます。単元に入るとまず、九九を暗記させる先生さえいらっしゃいます。だから、どんな場面がかけ算を利用することができるのか、かけ算をたし算で書き表すとどうなるのかが目で見てわかるような掲示物を作成しました。
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 たし算についての講話は、子どもの発達段階に応じて指導して欲しいという内容です。初期の段階では具体物を示す必要があること、式を計算する時も、初めは線や丸を描くことも必要であること、徐々に具体物を描かなくても計算できるように練習を重ねなくてはいけないことを話しました。
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 みなさん、一様に頷いて聞いてくださるのですが、ネパールの学校では明らかに計算練習の時間が不足しています。繰り返し使えるドリルのような教材もなければ、一斉に問題を配布するためのコピー機も各学校にはありませんので、教科書に載っている数問を解いたり、先生が黒板やノートに書いた問題をするのみになってしまいます。教師用の計算カードを作り、毎日授業始まりに3分間でいいからフラッシュカード的に練習をして欲しいと訴えるのですが、ご自分で作る方はほとんどおられないような気がします。教材を作るための材料が準備できなかったり、作り方が想像できなかったりするからです。ちょっと考えればいろんな教材ができそうに思うのですが、教材作成の経験がない先生方には、かなり高いハードルなのです。

 午後は学校に会場を移し、3年生の繰り上がりのたし算の授業を見ていただきました。基本的なことですが、説明する時にはノートに書かせることなく集中して聞かせなくてはいけないこと、気が散っているようだったら手遊び等をして気分をリフレッシュさせる必要があることを示します。日本ではごく普通のことですが、実はこれができていない先生が非常に多いです。

 そしていよいよ算数の内容。3年生になるまでには1桁のたし算は暗算できるようにしておきたいこと、筆算は位をそろえて書かせる必要があることなどを授業をしながら説明していきました。
子ども達もギャラリーが多いのかいつも以上の張り切りぶりで、無事に授業を終えることができました。今回のような公開授業をしてみたいと言われる先生がおられたら、たとえ山の上でも2週間ぐらい張り付いて指導したいのですが・・・
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by yuka151a | 2012-10-07 23:36 | 算数