青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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朝一番早いのは(^^)

 パン屋さんの朝の配達車に乗せてもらって、ガジュリ近辺をグムネしてきました。グムネというのはネパール語で「観光する、ぐるりと見てまわる、散歩する」いう意味で、会話の中によく出てくる単語の一つです。パン屋さんは一生懸命お仕事されているのですが、私は車に載せてもらって全くのグムネ(^^; 

「朝4時20分に車で出発するから、今日はうちに泊まりなさい」とのお誘いを断っていたので絶対遅れるわけにはいかず、目覚ましを3つもセットして時間ピッタリにパン屋さんに向かったのですが、忘れてはいけない、ここはネパールでした(^^; 時間には大変アバウト。店で寝起きしている職人さん達は起きておられるのですが、配達メンバーはまだの模様。しばしパン屋さんの前でお喋りしていたのですが、なかなかいらっしゃらない・・・・ 心配して電話をしてくださると「アウダイツ(向かってる)」との返事。はい、私は知っています。ネパール人の「アウダイツ」は・・・・蕎麦屋の配達を催促する電話に、調理中にも関わらず「今、店を出たところ」というようなものです(^^;

 結局、出発したのは5時。同期隊員の配属先の近くのアダムガットやダディン郡内のいろいろな店を回りました。店先で販売するために置くところもあれば、車では行けないところに自転車で販売してもらうよう委託しているところもありました。このパン満載の自転車で、道路を走るというのですからビックリです。
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 出発の時には車内はもちろん、車の屋根にもケースを乗せていっぱいだったパンが、どんどん売れていきます。
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 日本のシステムとは違って、ぴったり決まった数を注文されているわけではないので、その場でパンを見ながら仕入れ数を決めるお店もありますし、学校が休みだから今日はいらないと言われる店もありました。車を見つけて、直接買いにくる人もいたし、途中で買い付けたサーグ(青菜)を求めて車に寄ってくる人もいました。今週末からはダサインの長期休暇になるため、パン屋さんもしばらくお休みです。お店の人とパン屋さんは、ダサイン前の注文についても、いろいろ相談しているようでした。

 日本で見かける街中の移動パン屋さんのような販売ができたら、焼きたてのパンが食べられるのですが、ネパールではまだパン食に馴染みが少ないので、食事としては受け入れられていないようです。起床後のチヤのお伴としてドーナツを食べたり、おやつとしてパンを食べたりする程度です。ここでは作り釜でパンを焼いているので、焼きたてのパンの美味しさを知っている人にとっては、この上なく贅沢なパンなだけに残念でなりません。

 車に乗ってパンを届け、地域の人とお喋りしながら伝票を切って・・・そんなパン屋さんを見ていて、精肉店を営んでいた伯父・伯母を思い出しました。店での販売はもちろん、離れたところや店には来られない人への配達もしていたので、近所はもとより隣町にもたくさんの顔馴染み。年中フル稼業ですが、特に年末はクリスマス・正月用のお肉の注文で猫の手も借りたいほどの忙しさでしたので、子どもの頃は猫の手程度にお手伝いをしに行ったものです。肉が痛むので暖房をつけるわけにはいかないし、肉を入れている冷凍室なんて極寒!!ここに閉じ込められたら何時間耐えられるか・・・なぁんて本気で心配したこともありました(^^; 紅白が始まる頃にやっと年内の仕事が終わって家に帰る・・・という年末を何度経験したことでしょう。

 我が家には自家用車が無かったので、配達の車に乗せてもらうのも楽しく、しょっちゅう乗せてもらっていました。「ちょっと出かけるよ」との伯母の誘いで車に乗ると、フライドケーキを買うためだけに呉まで行くこともありましたし、気がついたら島根の温泉ってこともありました(^^;

 子どもの頃、夜中に喘息の発作を起こすと車で病院に運んでくれ、ずっと付き添ってくれた伯父。お店で冷たい肉を扱うのに文句を言う私に「これが食べたいってお客さんがいるから仕事があるんだよ」と優しく諭してくれたこともありました。

 わずか3ヶ月違いで相次いで亡くなった伯父と伯母の跡をついで、今は従兄弟夫婦が店を切り盛りしています。以前ほど手広く配達などはしていないのですが、作業が丁寧なので固定のお得意様がいるようです。ネパールでは牛肉が食べられないだろうからと、日本を出発する日の朝に、美味しい牛肉を届けてくれたのが昨日のように思い出されます。帰国したら、ネパールの肉事情の話を土産に、また美味しいお肉を食べたいです(^^)
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by yuka151a | 2012-10-16 22:41 | Nepal