青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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試験

 昨日は英語、今日はネパール語の試験。低学力な3年生、やはり結果は芳しくありません。

 英語を担当するサール(男の先生)が、「今はこの子達のテストの結果は良くない。でも最後の試験では80%の子が合格できるように教えるつもりだ。ネパールでは、先生が教え方を学んでいない。だから、私達にも日本の指導法を教えて欲しい。」と言ってくださいました。冗談の大好きな愉快なサールですが、子どものことを一生懸命に考えておられるのが伝わってきます。

 3年生のネパール語を担当するミス(女の先生)は数日前の授業中、「この子達は、何度教えても何もできるようにならない。いったいどうすればいいの。」と2年生の時にネパール語を教えていた先生に泣きついてこられたのですが、今日の試験もやはり、さっぱりの様子(^^; 

 英語の問題同様、何を問われているかもわかっていない子が半数以上いて、「ミス、教えて」と私に聞いてくる始末です。私は日本人、あなた達はネパール人(^^;

 4年生以上の子は、英語の教科書以外はネパール語で書かれたものを使っていたそうで、先生が話す言葉や単語を聞いて書くこともできていたそうですが、この3年生はテストの答えを言っても、さっぱり書けません。だからといって、書けた子の答案用紙を回覧して写させるのはどうかと思うのですが・・・(--;

「わかっていないのに友達のを写して、それで合格したら、次の学年でまたわからない」と言ってみましたが、「だったらどうするの?何もできないのに」との返事。算数同様、前の学年までの学習内容を、何度も繰り返して教える必要がありそうです。

 会話もままならない1年生も、試験を受けなくてはいけません。
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 自分の名前も書けない子もいるので、先生が口頭で聞き取る試験もあるのですが、紙に書くテストもあります。ちょっと目を離すと、歳の多い子が書く始末(^^; ウパヤチャイナ(しかたない)
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by yuka151a | 2012-06-29 12:52 | 学校・子ども

補習?

 明日から、今年度初のテストが始まります。ネパールの学校では、年間に3度のテストがあり、合計得点で進級・留年が決まるシステムになっているので、低学年といえども気は抜けません。

 明日から試験だということは、年度当初に配布されたカレンダーに記載してあったのですが、いきなり「試験に備えるため前日を休日にする」との伝令が回りました。日本でいう試験前週間みたいな感じなのでしょうが、高学年ならともかく、低学年にとってはただの休みのような・・・

 ということで昨日、3年生と勉強しながらした会話・・・
私「明日はビダ(休日)?」
子「そう、明日はビダだよ。」
私「違うよ。これから配る問題ができなかった子は、明日学校に来て勉強するよ。」
子「え~!」

 子ども達、いつもより熱心に問題を解いていました。そしてノートを提出しながら「明日、来なくていい?」と本気で聞いてきます。こんな反応は、世界共通のようですね(^^;
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by yuka151a | 2012-06-27 12:50 | 学校・子ども

交通事故

 近くの私立学校に通って来る子ども達。ガジュリの村以外から通って来る子はスクールバスに乗り、近くに住む子は徒歩で通学しています。正門の道路向かいに住んでいる家の子は、もう8年生なのですが、道路を横断させるのに、毎朝父親が付き添っていますし、もっと小さい子になると、門まで送ってくる保護者がほとんどです。

 下校時は、徒歩通学の子達は大きい子が小さい子の手をひき、列を作っての集団下校。ハイウェイと呼ばれる道路ですが、道幅はほんの4~5m程度の幅の道なので「さすが私立、手厚いなぁ」と思っていたのですが・・・
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 日曜日、私の所属校(公立)の2年生の女の子が交通事故に遭ったと聞きました。頭を切り、腰を痛める大怪我で、カトマンズの病院に運ばれたとか。先生達の話の中に「ICU」という言葉が出てきたのも、とても気になります。2年生ですが、身体つきも、物事の理解もしっかりした子です。ハイウェイとはいえ、見通しの良い直線道路なのですが、左右をよく見ずに渡ろうとしたらしいです。

 設備が整ったカトマンズの病院まで、早くても2時間はかかります。治療が受けられる病院が近くにあれば・・・ 今はただ、回復を祈るのみです。
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by yuka151a | 2012-06-26 12:46 | 学校・子ども

校長先生

 学校に行くと、昨日とは違う先生から「昨日、あなたはとてもいい話をした。すごく大切なことだ。」と言われました。やはり、昨日来た人たちは、カトマンズの教育省関係の方達だったようです。

 気になったのは、その方達に私の年齢や未婚であることを熱心に説明した校長先生。校長先生はやはり、私がトレーニングに来ていると思っておられて、そんなことを説明するのだそうか・・・と、どうにも疑問が残ったので、ミス(女の先生)にこっそり聞いてみると「校長先生はあなたは、日本の指導法を私達に教えに来たことは知っていると私は思うよ。でも、政府の人達に年齢や未婚の話をするのは、私や他のミスもおかしいと思って、腹がたったよ。学校の様子や生徒の状況など話すべきなのに、必要がない話しかしなかった。」と話してくれました。昨日のことだけでなく、何に重きをおくか、管理職と先生方の意識がずれているようです。

 先日、SLCという全国統一テストの結果が発表され、今年度受験した配属校の生徒達の成績、芳しくなかったようです。先生達はそのことがとても気になり、改善策を講じたいと思っておられるようなのですが、校長先生は相変わらず出張ばかりで、十分に話し合う時間がもてていないのです。テストの結果だけが全てではありませんが、学校としてどうしていくか、課題を検討する時間は必要だと思います。
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by yuka151a | 2012-06-25 18:44 | 学校・子ども

来客

 そろそろ雨季になるのでしょうか、久しぶりに朝からかなりの雨の一日でした。そして、今日は村のいたるところで結婚式・・・ 嫌~な予感がしながら学校に行ってみたら、予感的中、子どもが来ていません(--;

 新年度が始まって2ヶ月。既に学校に来なくなっている子がいるのですが、在籍数は1年26人、2年22人、3年27人。ところが今日の出席者数は、1年ゼロ、2年3人、3年7人・・・ ハメハメハ大王の子ども達です(^^;。

 1・2年の算数を一緒に教えているダルマサールのお兄さんの娘も今日が結婚式だったので、私達もお昼にお祝いにいって、カナをご馳走になりました。だから、ダルマサールは今日は学校お休みです(^^; 3年生に算数を教えるミスも、ダルマサールのご近所さんで、結婚式のため欠勤。
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 学校を休んでいる子どもも何人も来ていて、音楽に合わせて踊ったり、食事を頂いていたり・・・ 私の顔が見えると、手まで振ってくれます。平日に結婚式をするのがごくごく当たり前のことで、仕事より学校よりも結婚式は優先なんですよね。民族の習慣ですから、もう何も言えません。
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 おまけに、今日は出張の先生も多く、学校は閑散としていました。登校している子どもが少ないからと、授業もほとんどされていない上に、雨で外では遊べない、友達もあまり来ていないので、子ども達は暇そうです。日本の子どもだったら「やったラッキ-」と喜ぶところでしょうが、ここの子達、あまりに先生に放っておかれるからか「ミス、うちの教室に来て教えてよ」って言うほどです。

 こんな日だからこそ「頑張って来て良かった」と、学校に来た子が満足できることをしない限り、休む子がさらに増えてだけだと思うのですが・・・ 

 確かに、日本でも学級閉鎖直前の時など、先に進める状態ではないことがありますが、復習はいくらでもできるわけで・・・ 職員室でぼ~っとしている先生達に「少なくても子どもが来てるから私は行くよ」と話したのですが、この気持ちはわかってもらえないようでした。

 そんな日に限って、なんだかお偉い方がカトマンズから来られて、職員室で先生達と対話する時間がもたれました。みなさんが言葉少なになって、いつもより緊張した声色だったことを思うと、すごい偉い人だったのかもしれません。

「ボランティアで来られたんですね。ネパールの学校のシステムどう思いますか?」と聞かれたので、よそ者なのをいいことに、容赦なく悪いところをずらずら並べてしまいました(^^;

・教科書に載っている学習内容が、子どものことを全く考えてない。

・その年齢では理解できない内容がたくさん書かれていて、わからないまま進級することになり、
 当然、次の学年の内容がわかるはずがない。

・学校で仕事をしている先生達はみんなそう思っていても、システムを変える力はない。
 あなた達のような人が、政府に訴えて変える必要がある。 

・システムをつくる人たちは成績がよかったのだと思う。できない子のことを考えられないのでは。

 今日は、先生達についての課題は言わなかったので、うちの先生達、目でうんうんとうなずきながら、言葉が足りなかったら後押ししてくれました。帰り道で「いいこと言ったね。彼ら、笑ってたよ」と言われました。苦笑してたって意味かな。
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by yuka151a | 2012-06-24 20:37 | 学校・子ども

赤ちゃん

 久しぶりにパンが食べたいなぁとパン屋さんに行ったところ、「親戚に生まれた赤ちゃんの《お食い初め》の日なのでご飯を食べて行きなさい」と突然夕食をご馳走になることになりました。ネパールでは生後6ヶ月の頃、このお祝いをして、その後はご飯も野菜も何でも食べられるようになるのだそうです。

「食べられる」の意味が「可能」の意味ではなく、「許可」に近い意味のように使われていて、「もう明日から、大人と一緒の物だって食べられるんだよ」という説明をされるので、大丈夫なんだろうか・・・と少々不安でもあるのですが(^^; 助産師や栄養士の隊員の話を聞いても、離乳食という考え方はあまりないようです。

 ネパールの食事はとても美味しいのですが、ご飯の量が半端ではありません(^^; そして、お替わりをするのが礼儀で、「断る=美味しくない」と思わせてしまう雰囲気もあるので、薦められたら、ほんの少しだけでも頂くようにしています。特に今日は、お祝いの食事でもありますし。

 今日の主役の赤ちゃんを見せてもらったり、家族のみなさんとお喋りしていたら「さあ、上の階に行きましょう」ということになりました。なんと、上の階に住む大家さんにも6ヶ月になる赤ちゃんがいて、偶然にも同じ日に《お食い初め》のお祝いをされていたのです。
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 パン屋さんは家族だけが集まってお祝いされていたのですが、大家さんの家には、近所からもたくさんの人が呼ばれていて、赤ちゃんにもお祝い用の盛装が準備されていました。ネパールのお祈り、お祝いに欠かせない、ティカももちろんありました。
儀式の様子を見せてもらって、さぁ帰ろうとすると「ご飯を食べていって」と引き止められてしまいました(^^; ご飯を振舞うまでが、このお祝いの一連の流れのようです。

 つい10分前に食べたばかりで、一緒に来たパン屋さんもどうしたものかと困った顔をされたのですが、お祝いの席で、はなから断るわけにはいかず・・・有難く頂きました(^^; といっても申し訳ない、残してしまいましたが。

 はちきれそうなお腹になって、当初の目的のパン屋さんに向かったところ、店に入るなり「ドーナツができたてだよ。食べる?」って。いえいえ、何も入りません(^^; 2度食べたことを話すと、店の人達に爆笑されてしまいました。明日の朝食も食べ終えた気分です。
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by yuka151a | 2012-06-21 12:29 | 文化・生活・食べ物

カジャ当番

 暑い時期は食べ物が傷みやすいから、カジャ(お昼の軽食)は持って来れない・・・ と言っていたミス(女の先生)達ですが、最近お腹がすくよねぇ・・・とのことで、またまた持ち寄りカジャが始まりました。4月からミスがお1人増えたので、私も含めて7人です。

 冬の間は寒いので、職員室裏で日向ぼっこをしながら食べるのですが、今は暑いので、職員室のある校舎の3階に上がって食べています。

 日替わりで交代制のはずなのですが、私の作る料理は敬遠されているのか、私に負担させるのは悪いと思われているのか、私以外で順番を決められています。
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 時々パンやお菓子を持っていくのですが、ミス達が作るタルカリ(野菜)に敵うはずもなく(^^;
申し訳ないのですが、甘えっぱなしです。
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by yuka151a | 2012-06-20 12:21 | 文化・生活・食べ物

キラ(虫)

 今日はやたら部屋の中に「コオロギ(ネパール語でファテングラー)」がいます。

 夕方、学校から帰ってから窓を開けていますが、私の部屋にはサッシの網戸がついているので、網目をくぐれそうな虫ならともかく、折れ曲がった長い足のあるこおろぎは入って来れそうにありません。陽が落ちるまでは開け放していた入口の扉から入ってきたのかもしれませんが、すでに20匹近く捕まえて、まだ数匹いる状態でして・・・

 子どもの頃から虫は得意ではありません。特に絵本などで悪いイメージで描かれることの多い「カマキリ」はどうにも怖くて、今でも好んでつかまえる気にはなりません。昆虫ではないけれど、カマキリのようなはさみをもつザリガニや、モゾモゾ動くダンゴムシも、子どもの頃は見るのも嫌でした。

 そんな私ですが、教員に採用されて生活科を教えるようになると、ある程度の虫やザリガニが、なんとかつかめるようになりました。先生が「嫌い」なことを見せてしまっては、子どもは絶対に好きになれないので、「先生モード」のスイッチを入れることができるようになったのです(^^; 

 給食の時間も「先生モード」のスイッチをONにすると言う話をすると「教師の鑑だね」なぁんて言われますが、本当の鑑は心底好きなものを生き生きと伝えられる人であって、仕方なくスイッチONにする私は、まだまだ修行が足りません(^^;

 そんな私ですから、つかまえた部屋のコオロギは、もちろん即部屋の外です(^^; 観察しようなんて気持ちは、全く沸いてきません(^^; 同期隊員の部屋には、日本のより大きなゴキブリが出てくるそうですので、コオロギぐらい我慢しなくてはいけませんね。
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by yuka151a | 2012-06-18 19:16 | 文化・生活・食べ物

カフェ

 カトマンズで健康診断を受けた際、病院で、偶然同じ学校のサール(男の先生)に会いました。サールは持病があるらしく定期的に検査を受けているのだとか。「この病院はすごくいい病院だよ。ネパールの王族の人や、政府の要人達も来ている。だからお金も高い。」と言われるだけあって、清潔感あふれる立派な病院でした。

 先に病院にいった同期隊員から「受付横にあるカフェのパイが美味しかった」と聞いていたので、朝食抜きで検査に行った私達は、検査の後そこで食べて帰ろうと心に決めていました。立派な病院の中に併設されたカフェだけあって、美味しそうなメニューがズラリと並んでいますが、値段も街中のレストラン並みです。サールに見られたら・・・とも思ったけど、病院に来る前から心はパイだったので、意を決して食べたのですが・・・

 村に帰って学校に行くと、やはりその話題になっていました(^^; 「チヤ(紅茶)が100ルピーもするカフェに行ったんだって?」「何食べたの?」と驚愕の声で質問攻め(^^; 「検査の為に朝から何も食べれないから、検査が終わったら、あそこで食べるように言われてたんだよ」と説明すると、どうにか納得してくださったみなさんでした。そんなこともあろうかと、予め考えておいた言い訳を、本当に使うことになろうとは・・・

 サール達は日本で言う公務員ですが、月給は15000ルピー程度だと聞いています。日本に比べて物価が安いとは言え、家賃や食費、子どもの学費でほとんど残らないとか。共働きの家庭はそう多くはないのですが、学校での仕事とは別に店を開いている、つまり副業をしているサールも数名います。

 だから、日本人が若いうちに海外旅行に出かけるという話を聞くと、「どうしてお金が貯められるの」と疑問に思われるようです。

 教師という仕事に誇りを持てるだけの給料があれば・・・とも思うのですが、私立の給料よりは高額だと聞いているだけに、給料に見合った働きをしている人が一体どれほどいるのだろう・・・という疑問も残ります。なんとも複雑な心境です。
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by yuka151a | 2012-06-17 22:14 | 文化・生活・食べ物
 ネパールには日本人学校がありません。だから、こちらにいる日本人の子ども達は、普段は現地の学校に通っています。そして唯一の休日である土曜日に、日本人補習校に通い、日本の教科書の内容を勉強しているのです。
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 今日は、日本の文化に触れるためと、年に一度企画されている書道教室のお手伝いに行ってきました。日本では毛筆指導の指導時間数が厳格に定められていますが、この補習校は週1度しかありませんので、回数が少ないのは仕方ありません。

 私は4年生を担当することになりました。元気いっぱいの男の子ばかり7人!なんと課題も「元気」です(^^) 年に一度のことですから、楽しく書かせたいなという思いと、毛筆としての技能も身につけさせたいなという思いながら補習校に来たのですが、この4年生、言われるまでもなく、楽しんでいる様子です(^^) 
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 そして、日本でもそうですが、話をよく聞く子はみるみる上達します。「こうやったらうまくいくよ」「次はここに気をつけるといいね」「お手本はどうなってる?」という言葉がけにも、素直に反応する子ども達でした。カタカナで、それも長~い名前の子もいましたが、なんとか全員作品を仕上げることができました。

 久しぶりの書写指導はもちろんですが、日本語で授業ができるのは、こんなに嬉しいのだと実感しました。相手に合わせて言いたいことを言い換えたり、微妙なニュアンスが言葉で伝えられたりする・・・ 私がよく使ってしまう擬音語・擬態語にしても、よくできた言葉だなぁとつくづく思いました。

 この補習校、7・8月もずっと開かれているそうなので、また訪れたいと思います。
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by yuka151a | 2012-06-16 12:04 | 学校・子ども