青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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タリム(研修会)

 カトマンズのすぐお隣、キルティプール市にある学校でタリム(研修会)をしてきました。この学校には、幼児教育隊員として、SV(シニアボランティア)が2代(2年間ずつ2人)、JOCV(青年海外協力隊員)が1代入ってきている学校なので、ナーサリー・LKG・UKGと呼ばれる、日本で言う幼稚園年代のクラスでは、時折日本を思うような授業がされています。今回は、校長先生たってのご希望で、プライマリー(小学校)担当の先生達のスキルアップの為の研修会をすることになり、小学校教諭として派遣されている私にお話をいただいたいうわけです。

 授業が午前中までの金曜の午後と、休日の土曜を使って、算数科についての研修会を行い、日曜には先生達の授業を見て、それぞれに指導して欲しいとの依頼でした。金曜の午後も土曜も勤務時間ではありません。代替措置があるのかもしれませんし、管理職命令だからかもしれませんが、きちんと出席する先生方の姿勢にビックリします。残念ながら、地方の学校では、まず実現しない実施方法です。

 研修会でまず、「単元の吟味」が必要であることを話しました。ネパールでは驚くことに、1年生の時点で、かけ算・わり算・分数までも教えることになっています。幼稚園の段階で5の段までのかけ算を暗記させなくてはいけません。もちろん、ただただ丸暗記。3~5歳の子どもにかけ算を覚えさせるよりも、算数の基礎となる「数の概念」をしっかり身につけさせて欲しいと、いくつもの研修会で言ってきていますが「Nepalでは教える必要があるから」と結論づけられることが多いです。
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 遊びながら「数」に親しむカードゲームや、数のイメージを視覚から受けられる教材作りの研修をすると、先生達自身がとても楽しんでおられました。
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 ご自身に体験してもらうのが、一番説得力が大きいので、ほっと一安心です(^^)
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 日曜日には、ミス達の授業の様子を見せていただきました。研修中に「どの子もわかるようにするにはどうしたらよいか」との質問を受けていたので、授業中の発言のさせ方について、話をする機会がありました。

 先生の発問に対して、わかった子がさっと答えを言ってしまうネパール。わからない子は考える間もありませんし、答えが出てきたことでみんなわかったと解釈され、詳しい説明もなく次に進んでしまいますから、わからない子は、わからないままになってしまいます。

 日本では、多くの学校で、わかった子は黙って手を挙げるように指導していること、わからないと手が挙げられないので、多くの子が何とか考えようとすること、先生は子ども達の様子を見て、どの子に当てるのがよいか、あんまり手が挙がってないなら、もう一度説明する必要があること… それぞれの上京を判断する必要があるし、時には手が挙がっていない子を指名するなど、場面に応じて配慮していることを伝えたところ、日曜日の授業で、それを早速実践した先生がおられました。

「答えがわかった子は、黙って手を挙げてね。そうしたら、私は手を挙げていない子を当てるからね」…いやいや、先生それは…(^^;

 マニュアルではなく、経験の中で掴まないといけないことも多々あるので、もっと時間をかけて話す必要があるなぁと感じました。最も、これは話してわかるものではないのかもしれませんが。でも、この前向きな姿勢、本当に頭が下がる思いです。なんとか時間をつくって、また研修会を開く機会を作りたいと心底思いました。
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by yuka151a | 2012-09-30 20:44 | 学校・子ども

巡回指導 5校目

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 山の上で迎えた朝。霧に包まれた麓が見下ろせる光景は、なんとも不思議な気分になります。この光景を見ていると、山道を登ってきた苦労も、忘れてしまうほどです。

 とはいうものの、さらに1時間半先の学校への道は、坂道ありでこぼこ道ありです。
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 車が止まっているので、しっかりとした道があるかと思いきや…
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 わだちだらけで、どこを車が通ったのやら心配になるような道ばかりです。
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 昨日行った学校のように、プライマリー(5年生)までしかない学校の子ども達は、6年生以降はこの上の学校まで通ってきています。日本でいう分校と本校のようなイメージです。
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 突然の訪問にもかかわらず、先生方、快く迎えてくださいました。あれよあれよという間にたくさんの先生方が教室に集まって、私にチョークを差し出し… 授業を見せてもらうつもりだったのですが、私が授業をするという展開になってしまいました(^^;

 この学校は、バザールから遠く離れ、山の高いところにあることもあって、これまでのタリム(研修会)に参加された先生がおられず、私のことを知らない方も多かったので、それならばということで、潔く(?)授業をすることにしました。

 ここの3年生もやはり「繰り上がりのたし算(筆算)」を学習中。そして、やはりやはり、位取りが理解できていません。「10集まったら次の位に上がる」という10進法の数の仕組みがわかっていないと、四則計算はもちろんですが、「24の次の数は?」と聞いても戸惑う子がいます。数の読み方・書き方は教えられているのですが、数そのものの意味が理解できていない状態です。

 たった1時間の授業ではありますが、1のブロックや10の棒の絵を書いたり、1ルピー(ネパールのお金)が10枚集まったら、10ルピー札と同額であることを示したり… ブロックを扱ったことのない子にとっては、お金の方がピンとくるようでした。

 授業後、職員室に行くと明らかに先生達の雰囲気が違います。さっきまでは「日本人が来た」という珍しさが大半だったのですが、今度は「自分はこんな風に分数を説明しているんだけど、どうですか?」「この教具、どんな風に使うのかわからないのですが、あなたはわかりますか?」と、次々に質問が出てきます。示された教具は(X+Y)(X-Y)の答えを導き出すための教具。積み木風の教材で、面積を計算することで方程式の公式を理解させるものなのですが、私は初めて見るものでした。良い教具はいろいろあっても、使い方が周知されていないところが、やはり残念なところです。

 教具の使い方を説明すると、さらに先生達の雰囲気が変わりました。ネパールでは、中・高校生に教える先生からは「小学校の先生は誰でもできる、学歴も必要ない」と低く見られていることが多いので、この教具の意味がわかったことで一気に信頼度(?)がUPしたようでした。

 さて、学校からの帰り道。下り坂とはいえ、でこぼこ道には変わりないので、足元を注意深く見ながら歩かないといけませんし、足先に力を入れておかないと、あっという間に滑りそうな道が続きます。やっと平坦な道に出たと思ったら、木の上でガサゴソと音がします。見上げると、学校の子ども達がグアバの実を取っているところでした。お昼を食べてない子にとっては、家に帰り着くまでの空腹しのぎでもありますし、帰り道の楽しみでもあるようでした。私もグアバをご相伴(^^)
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 家に帰り着いた頃には、もう辺りは真っ暗。この山道を、毎日往復している先生達は、本当に大変です。へき地手当・通勤手当なんて、もちろんないそうです。先生達の指導力のスキルアップも、もちろん必要だとは思いますが、先生達の待遇がもう少し良くなると、勤務意欲も高まるのでは…と考えてしまいます。
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by yuka151a | 2012-09-25 22:37 | 学校・子ども

巡回指導 4校目

 昨日行った学校からさらに2時間、つまり私の住んでいるバザールから、3時間山道を進んだ先にある学校に行ってきました。日本のみなさんが「山道」と聞くと、子どもの頃、遠足で登った登山道を思い描かれると思いますが、山の上の学校に行く道は「けもの道」という言葉の方が、しっくりくるかもしれません。

 多くの人が歩いたお陰(?)で草が生えていないところがあったり、
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ほんの十数センチメートルのところには稲が植わっているところがあったりで、果たして道と呼んで良いのかどうか(^^;
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 膝までズボンをたくし上げないと渡れない小川も渡りましたし、かなりの勾配の場所も。
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雨で崩れた斜面を歩くこともしばしば(^^;
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 朝7時半にガジュリバザールを出発して、学校に着いたのは始業ぎりぎりの10時。驚くことに、この3時間の山道を、毎日往復して通っているミス(女性の先生)が2人もいらっしゃいました!! 
暑い中これだけの道を歩いて出勤したら、すっかり働く元気が無くなりそうな気がするのですが・・・ 脱帽です。

 ここは5年生までの学校で、校舎も大きくありませんし、敷地も広くありません。朝会で整列して体操していますが、すぐ側は崖になっている状態です。
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1年生よりも小さい子ども達のクラスも設置されているのですが、教室が足りないので、1・2年生は紐に模造紙をぶら下げて、とりあえずの仕切りをしている状態ですから、もちろん声は筒抜けです。
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 算数の授業を見せてもらうつもりで行ったのですが、算数担当の先生が大著不良で欠席の為、ネパール語の授業を見せてもらった後、算数は私が授業をしたのですが、ここの児童もやはり、位取りの概念ができていませんでした。ネパールの子ども達、物を数えたり、生活や遊びの中で数に親しむ機会が少ないのだと思います。数えられても、それがどれ位の量であるかとは結びついていないようです。

 でも、ここの先生方は、ご自分の授業の合間に私の授業を見に来てくださったり、子ども達の理解度や、どこに力を入れたらよいか尋ねてこられたりと、積極的です。後で知ったのですが、私に道を教えるために一緒に来てくださったサール(ズボンをたくしあげて川を渡った男の先生)が校長先生で、校長先生自ら、子ども達の学力を伸ばすためにどうしたらよいのか考えておられることがひしひしと伝わってきました。

 この学校の周辺は、カースト的には低く見られる民族が多く、貧しい家庭が多いそうで、政府からカジャ(簡単な昼食)を支給するための予算がついていました。バザールから3時間歩く山の上ですから、ガスシリンダー(プロパンガスのようなもの)をそうそう使えるわけでもなく、調理を担当する学校職員が、枯れ木を集めて煮炊きをしておられました。
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 カジャタイムになると小さい子から順番に並んでカジャを受け取り、きちんと座って食べています。
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 日本の学校給食も、戦後、こんな風に始まったんだろうなぁと思いました。「カジャが食べられる」という楽しみを持って学校に来ている子もきっといるのではないでしょうか。バザール周辺にも、山の上と同じように貧しい家庭があるのですが、平均的に見て裕福とみなされ、カジャの予算はついておらず、結果、カジャを食べることなく夕方まで過ごす子どももたくさんいます。より貧しい地域から支援する必要があるのはもちろんなのですが、何だか複雑な心境になりました。

 明日はこの先の、さらに上の学校に行く予定のため、校長先生がいつも泊まっておられる村のお宅に一晩お世話になることになりました。言わずもが、ザ・村の家です(^^;1階(?)にはヤギがいて、その上のベッドが並んだ部屋?です。ハシゴのような階段のところには壁がありません。壁といっても板ですが(^^;
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 床ももちろん板です。電気も煌々と明るいわけではありませんので、陽が高いうちに宿題をしておかなくてはいけません。
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 誰に言われることもなく、家の手伝いをするのも、ごくごく普通のことです。3年生の妹の仕事は乾燥させたトウモロコシの実をとること。トウモロコシを差し込んで、鉛筆を削るようにゴリゴリ回していました。取りきれなかった実を取るのは手作業です。
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 この可愛い笑顔にも癒されましたが、この家には猫が2匹もいて、ほっこりした気分になった一日でした(*^^*)
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by yuka151a | 2012-09-24 22:04 | 学校・子ども

巡回指導 3校目

 今日から3日間連続で巡回指導。JICAの所長さん、教育担当の職員さんの言葉添えのお陰で、やっとやっとカウンターパート(私の仕事のマネージメントをサポートしてくれる役職)が巡回先の学校にコンタクトを取ってくれたのですが「一緒に行く」という約束は、やはり反故にされました(--;

 八割方そうなるだろうとは思っていたので、バザールに住んでおられる、その学校の先生の家を訪ねていったのですが、なんとその先生もその日は学校に行かないと、孫と思われる子どもを抱いて家の前でくつろいでおられます(--; 何故と聞く気力もなく、さっさとその場を後にして歩き始めるたところ、近所の人達が慌てて私を引き留め、その学校に通う子どもを探してきてくれました。1人では・・・と心配してくださったのです。ネパールのみなさんは、こんな風に初対面にも関わらず、困っている人のことを本当に親身になって考えてくださいます。
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 ここは5年生までの校舎で、6・7年生の校舎は少し離れたところにありました。なんと2年生の教室は屋根だけの教室。雨が降る日も、寒さに凍える日も、ここで授業をしているのだそうです。
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 その2年生の算数の担当は、なんと「今日は学校に行かない」と言ったサール(男の先生)。私が学校に行ってすぐに言われた言葉「今日はサールがお休みなので、あなたが授業をしてください」(--; この言葉が出てくる学校・先生は、ボランティアの存在を自分達の仕事軽減要員としか考えておられない場合がほとんどです。子ども達に「今日はディディが教えてくれるよ」と紹介するあたりからも、残念ながら学校の姿勢が自ずと見えてきます。ディディってお姉さんってことですから。

 2年生は黒板に書いた文章をただただ試写する時間を過ごしていました。授業をする気はなかったのですが、子ども達がどれくらい理解しているかチェックするために数問、たし算の問題を出してみたところ、やはり繰り上がりが理解できていませんでした。私の配属校と同じく、10になったら十の位にいくという十進法の概念が十分に指導されていないことが原因だと思われます。ブロックの絵を描いたり、具体物の数を数えたりするうちに数名はピンときたようですが、1時間でどうにかなる問題ではなさそうでした。

 午後からは3年生以上に算数を教えているミスの授業を参観することになりました。
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 このミスは去年、私の配属校の12年生を卒業した先生です。教育実習の時も一生懸命教材を作っていたので、期待しながら授業に向かったのですが・・・ 悪くはない、でも良くもないといった状態です。残念ながら、他の先生同様、教材を使うことなく言葉だけの授業になっている上、問題が解けない子を叱りつける場面も見られました。もっと時間をかけるよう話してみたのですが「私は教えたんだけど、あの子がアルチ(怠惰)だから」といった返事が返ってくるだけ。自分が学生時代によくできていたので、できない子の気持ち・理解の状況は、想像できないのだと思います。

 軍隊が訓練に使うような山道を1時間登ったところにある学校です。もっと早く来たかったと思わずにはいられません。
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by yuka151a | 2012-09-23 22:03 | 学校・子ども

助け合い

 この春から住居人の増えた、私の住む家。大家さん家族4人の他に、3階の部屋には4家族が住んでいるので、私を含めて20人弱の人間が暮らしています。夕涼み・停電時間にベランダが人だかりになるのは、ちょっとストレスでもあったのですが、雨季になってからは夕立が降ることも多く、最近は平穏な生活に戻っています。

 ところが最近の新たな問題・・・ 洗濯干し場の争奪戦です(^^; ネパールの衣服は薄いものが多いので、あっという間に乾くのですが、みんなの洗濯物が集ってしまうと、さぁ大変!以前は2本だったロープも、大家さんが4本に増やしてくださっていますが、ネパールではハンガーを使わずに、ロープにかけて干すのが主流なため、結構な幅を取ってしまうのです。特に土曜日となると、いつも以上の賑わい振りです。
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 とは言え、譲り合い、助け合いが当たり前のネパールですから、上手に隙間を使いあってますし、雨が降ったら、誰かが屋根のあるところに取り込んでいることもしばしばです。こういうところ、日本の社会では見られなくなったなぁと思ってしまいます。

さて、カトマンズから帰って来ると、またまた大家さんの家は進化していました!何が違うでしょう? 
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 左は先日、ペンキを塗っていた時の建物の様子です。
 
 そう、屋上に設置された電話のアンテナにさらに器具が取り付けられていて、隣の部屋には24時間稼動の大きな機械が据え置かれていました。機械があっても音は聞こえないし、大家さんのトランプ仲間が集まる場所にもならなくなったので、私としてはちょっと嬉しいです(^^)
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 ベランダの花も、たくさん咲くようになりました。
 一つの木からピンクと白の花がつくこともあるのですね。
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by yuka151a | 2012-09-22 22:08 | 文化・生活・食べ物

 これは何でしょう?
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 そう、柿です。それも日本の柿!
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 野菜栽培隊員が関わっているネパールの農家さんが、ネパールで日本の栽培方法で作られているのですが、栽培に手間やコストがかかるため、ネパールの方の需要はあまりないらしく、日本食レストランや、外国人が訪れる店舗での販売が主だということでした。私はネパールの柿を食べたことがないので比較はできないのですが、日本の柿を食べると、やはり日本を思い出してしまします(^^)日本に住んでいたことのあるウルミラさんにおすそ分けしたところ、美味しい、美味しいと大好評でした。

 カトマンズに行くと、日本食や洋食が食べられる店がたくさんあります。
 ドミトリーの近くの韓国料理屋さんの石焼ビビンバを食べると、広島のぐるめ李を思い出します。
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 同期隊員のお薦めで食べた豚角煮丼!
 結構なボリュームなのですが、とても美味しくてペロリと完食してしまいました。
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 誕生日のお祝いにと、友だちがご馳走してくれたアップルパイ!
 りんごがぎっしり入っていました。
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 久しぶりに食べるからか、アイスクリームが日本で食べる以上に美味しく感じられます!
 ネパールに住んでいるからこそ実感できる、食の有難さなのかもしれません(^^)
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by yuka151a | 2012-09-21 20:42 | 文化・生活・食べ物

Teej(ティーズ)

 16日からの3日間、同期隊員が活動するパルバット郡クスマで、女性のお祭Teejに関連した女性のためのイベントがあるということで参加してきました。クスマは、私の住んでいるダディン郡・ガジュリからバスを乗り継いで6時間弱かかるところです。
 
 女性のためのイベントといっても、老若男女を問わず、誰でも参加できるイベントです。ネパールのみなさんは、歌や踊りが本当に大好きで、ステージでは踊りや歌が続き、巷では有名らしい歌手のコンサートでは、黄色い声援が飛んでいました。ネパール人の黄色い声は、日本人のそれより1オクターブ位高いと思われます(^^; 
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 会場にはブースを開くために、いくつものテントが張られていました。病院が出しているブースでは無料で診察を受けられるようでした。
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 私達も、ただこのイベントを観に行ったわけではありません。クスマ在住の同期は今、住民主体の観光活性化に取り組んでいて、多くの観光客を呼び込むためにも、ゴミ問題をなんとか解決したいと、地域の人とゴミ拾い活動をしたり、通りがかりの町の人に「ゴミを捨てないで」と呼びかけたりする活動を地道にこつこつ続けています。そこで、今回のイベントでは、家庭で簡単にできるゴミ削減アイディアを紹介したり、子ども達にゴミ啓発ポスターを作ってもらったりするブースを出して、たくさんの人にゴミについての啓発活動をしたというわけです。
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 9人の隊員が集結しての活動でしたので、ブースの中でも何種類かの活動を提供しました。

 これは「ゴミはゴミ箱へ」の啓発ポスター作り。
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 出来上がった作品をテントに展示すると、なんとも嬉しそうな子ども達(^^) ポスターには「町を綺麗にしよう」という意味の言葉が書いてあるので、書いた子には必ず曽野言葉を読ませたり、ちょっと近くのゴミを拾わせたり。ちなみに、このポスターは、イベント終了後、クスマを走るバスやバザールに掲示してもらう予定です。
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 子ども対象の活動として、古新聞をつくった折紙・切り紙遊びもしました。
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 ネパールでは図工をする時間はあまりないので、どの子もとても楽しそう。この活動を立案したのは幼児教育隊員なのですが、わざと切りくずがでるような作品を作らせて、ゴミ箱へ入れることを意識させることまで考えてあって感心するばかりでした。
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 女性をターゲットに考えていた、余り布を使っての座布団作りも、いつの間にか子ども達でいっぱいです。座布団作りは少し難しいので、ミサンガ作りに変更!臨機応変に対応できるところが、さすが協力隊員メンバーです(^^)
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雨 のため、出展しているブースが激減し、暇を持て余した子ども達は、私達のブースの前から動こうとはしません(^^; だったら・・・と、ステージで発表する予定の「幸せなら手をたたこう~ネパール語バージョン~」や「ソーラン節」を教えてみたところ、なかなかよい食いつきっぷり!!
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 そう、私達はブースでの出展だけでなく、日本文化紹介ということでステージでのプログラムにも出演し、歌の紹介とソーラン節を披露したのです(^^) 
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 あいにくの雨空にも関わらず、こんなにもたくさんの観客の前で踊るのは、ちょっとドキドキもしましたが、仕込んでおいた子ども達も、客席前方で一緒に踊ってくれるし、観客のみなさんも手拍子・声援で後押しをしてくださって、ちょっと気持ちよくもありました。
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 そうそう、日本から持参していた浴衣もやっとお披露目。下駄でないのは、ご容赦ください(^^;
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 こちらは農業隊員による「コンポスト作り」の実演コーナー。ネパールでは農業に就いている人はもちろん、自宅に畑を持っていて、野菜や米を育てている人がたくさんいます。生ゴミを有効利用するためにも、このコンポスト作りを紹介しているのですが、たくさんの人が興味深く耳を傾けておられました。
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 栄養士隊員は「綺麗になるには!」の紹介コーナー。年齢を重ねると、とってもふくよかになるネパール人女性(^^; 日本でもそうであるように、ある程度の年齢になると「仕方がないよ。ネパールは塩と油をたくさん食べるから。」と諦めムードが先にくるのですが、最近の若者は、やっぱりポッコリお腹や日焼けを気にしているようです。その女心を見事についたこのコーナー(^^) ネパールでのダイエットを有言実行した隊員の話は、説得力があると思われます。
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 協力隊員はいろいろな職種があり、それぞれの持ち味がまるで異なりますから、一緒に活動することで、学べる点もたくさんあります。他の隊員が、ネパールの人とどのように関わっているかを目の当たりにするのも、刺激になり、自分を省みる機会になったと実感しています。

 そして、ブースの中に掲示した、日本の道路とネパールの道路を比べた写真を、まじまじと見つめている人を見ながら、ほんの少しでもいい「ゴミがない方がいいな」と感じる気持ちが芽生えてくれたらと、改めて感じた3日間でした。
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by yuka151a | 2012-09-20 23:01 | Nepal

ビダ続き

 やはり、やはり・・・ 私の配属校はカリキュラムをすることなくビダ(休日)になりました(--; 今日の予定をどうするか決定されないまま、校長先生が出張に出かけられたのだそうです。窓から見ると、学校までやってきて下校している子ども達もいました。予定を立てることが苦手とはいえ、何時間かかけて通学する子もいるわけですから、なんとかならないものかと残念に思うばかりです。

 そんなネパール・・・ 来週の火曜日はTeejというお祭、木曜日は女性だけが休みになるプジャ。学校の場合は、女子生徒だけを休みにするわけにはいかないので、全員が休みです。おまけに、祝日にはさまれた(飛び石の)水曜日も休み、土曜日が週休日だから、これまた間の金曜日も休みになるというシステム・・・ そんな予定は何ヶ月も前からしっかり決まっています。プジャ(お祈り)や祭については、バッチリ予定が立つのが不思議です。

 やればできるじゃん!だったらやって!!と思うのは私だけではないはず(^^;
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by yuka151a | 2012-09-14 16:10 | 学校・子ども

巡回指導 2校目

 昨日・今日と隣村のアダムタールで活動している隊員の学校に行ってきました。昨日は教員対象のタリム(研修会)、今日は日本から教員研修団が視察に来るということで、私もお邪魔させてもらったのです。

 今回のタリムは、視覚教材を教室に掲示しようという目的で、先生達の作りたいものを作ってもらうという内容でした。すぐにアイディアが浮かぶ先生もいれば、なかなか何を作るか決まらない方もおられたのですが、作るうちに活用法が明確になってきたようで、それぞれの成果物を紹介してもらうころには、どんな風に子どもに示すか、授業でどう使うかが見えてきたようでした。
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 9月に海外教員研修旅行???と驚きだったのですが、伺うと教育主事の方やセンター勤務の先生方だそうで、納得。
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 ネパールの様々な教育事情問題にも深い関心を示しておられました。現場を離れておられるからか、日本と勝手が違うからか、子ども達相手のゲーム説明には少々戸惑ってもおられましたが、じゃんけん列車にボール送りゲーム、しっぽ取りゲームと楽しんだ子ども達でした。
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 帰りに寄ったアダムガットの学校は、私の配属先のリソースセンターが管轄している学校です。「どうして今まで来てくれなかったの」と言われるものの、ここの学校の子ども達、そこそこ学習が身についているようです。日本の計算の仕方が違うのを一度先生に見ていただいた上で、その指導法を取り入れる気持ちがあるのなら・・・という話をして帰りました。
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 明日は「Children's day」なので、1日楽しいカリキュラムをするとのこと。今日もその練習(?)をしているところで、問題のところまで走って行って問題を解くというゲームをしていました。
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 ガジュリでは線を書いて数える子が多いのですが、ここは指を使って計算する子もいますし、しっかりカンニング防止をする子までいました(^^)
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 ガジュリの学校でもカリキュラムをするのでは・・・と話に出ていたのでミスに尋ねに行ったのですが、結局校長先生が何も判断されないまま出張に出かけられたそうです。また明日、窓から子どもが歩いているかどうかを見て、私の1日の予定が決まることになりそうです(^^:
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by yuka151a | 2012-09-13 19:26 | 学校・子ども

学校に行きたい・・・

 ダディンでバスに乗っていると、こんな光景をよく見かけます。何だかわかりますか?
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 橋のかわりに、ゴンドラのようなものに乗って川を渡っているのです。雨季で川の水は増水していますし、流れも急です。時には転落事故も起こるそうで・・・

 こんな危険な川の渡り方をしている子どもが、「それでも学校に通いたい」と思っているという記事が新聞に載ったらしく、ドイツの支援団体が、私の配属校近くに橋をつくる計画をされているそうです。ドキュメンタリー番組にされると取材に来ておられました。

 橋、道路など、交通面の整備もまだまだ課題が多いネパールです。
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by yuka151a | 2012-09-12 05:52 | 学校・子ども