青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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 日本のNPO法人JNFEA(Japan-Nepal Female Education Association) と日本政府の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」との支援により建設された「さくら寮」というところで研修会を行いました。ここは、女性教育者を養成するための寮で、11・12年生の女子学生がそれぞれ10人ずつ生活しています。入寮の条件に ①教育環境の厳しい地域の生徒であること ②卒業後は地元の教師になること、の2点が挙げられているそうですから、12年生の生徒は3ヵ月後には小学校の先生になります。

 隣村に赴任した同期隊員の大家さんが、この寮の運営に関わっておられるので、赴任した頃より寮の話は聞いていたものの、これまでなかなか研修会を開く機会が持てませんでした。今回やっと実現できることになり、私と隣村の隊員、それから1年前に帰国した元ネパール隊員の現職小学校教諭3名で、算数の指導法を中心に研修会を行いました。
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 将来小学校教師になる生徒達に、指導法や教材作りの技術を伝えたい・・・という思いが強かったのですが、生徒達に四則計算のミニテストを行ったところ、小学校4年生レベルの問題なのに満点の生徒は1人もおらず・・・ 最高でも80点、最低は25点という結果でした。SLC(全国統一テスト)に合格すれば、特別なトレーニングを受けなくても小学校教師になれるというネパールの制度、他教科で得点を稼いでSLCを通過している生徒もいるので、数学の苦手な女子学生は、低学年のうちにつまずいて、そのまま進級してきたという感じです。四則計算ができない先生がうまれ、その先生に指導される子どもがいるわけです。

 隊員3人頭を抱えてしまいましたが、まずは計算方法を指導しようと研修方法を変更することにしました。かけ算九九が怪しい生徒もいるのですが(^^;、とりあえず2桁×1桁の段階から、筆算にどのように書くか、繰り上がりをどのように進めていくかを丁寧に指導していきました。マス目ノートを使うと位を揃えて書くことができるし、計算ミスも少なくなるよ!と、計算方法指導しながら、教師になった時に指導して欲しい内容も含めて示したのはもちろんです。

 初日のミニテストでは「キャーキャー」と声を上げ、カンニング横行の生徒達でしたが、解けるようになるとテストに臨む姿勢もガラリと変わり、正答数も上がりました。寮生活の生徒達ですから、これからも忘れないように、1日10分ずつでも計算練習を続けて欲しいと話しました。

 低学年対象のカードゲームの紹介をし、実際に体験してもらったところ、大変な熱中ぶり!
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 ここでも、カードに書かれた数を声に出させる、自分の手を使って数を数えさせる、自分以外のときも注意深く見ておく、順番を守る、ルールを守る、勝負だけにこだわらない・・・などなど、教師になった際の指導ポイントについても話しながらゲームを行いました。自分で作ったカードを持ち帰れるようにしたので、教師になった時にぜひ使って欲しいなと思います。
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 2日目の研修会では少し時間をいただき、広島・原爆について話させてもらいました。核兵器や戦争の悲惨さについて、これからの子どもにも伝えて欲しいと話しながら、ポスターや資料を見てもらいました。ここの生徒が折った鶴も、平和記念公園に持って行きたいと思います。
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 学校行事が急に変更になったため、研修会の日程が短くなってしまったのが残念でしたが、どの生徒も熱心で、心から「来てよかった」と思える研修会でした。任地からバスで4時間以上かかるところですから疲労がないとは言えませんが、こんなにやりがいを感じる研修会ができると、それ以上の達成感です。

こ のさくら寮、10年計画の支援活動だそうで、このままの計画でいくと3年後に終了する予定です。ネパールの教育を改善していくには、これからの先生を育てることに重点を置くことが大変重要だと感じます。10年と言わず続けて欲しいと願うばかりです。10年計画の最終年、3年後にまた3人で研修会が開けたら・・・と語り合いながら、研修会を終えました。
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by yuka151a | 2012-12-29 20:17 | 算数
 日本の同僚ご一行様がネパールに来られています。

 23日の晩、ネパールへ到着し、私の任地で学校訪問、その後カトマンズ周辺を観光・・・のはずだったのですが、経由地からの飛行機がキャンセルになるハプニングがあり、経由地に宿泊せざるをえなくなったため、学校訪問は後回しということになりました。

 飛行機キャンセルの知らせはメールで受けたのですが、時差もあってなかなか連絡も取れず・・・
Facebookの書き込みから、どうやら飛行機は出発した様子が伺えたので、バスに飛び乗りカトマンズへ向かい、空港の待合室で待機!空港でつかまえなければ行き違う・・・とドキドキしていたのですが、到着後すぐに同僚が電話をかけてくれたので、空港に着いていること、車も手配済みなことを伝えることができ安心しました(^^)

 初日はパシュパティナート、ボダナートと巡った後、ナガルコットに移動。2日目はヒマラヤ山脈から昇る朝日を見た後、チャングナラヤンへのミニトレッキングとバクタプール散策、今日はアサンチョーク界隈、スワヤンブナート、パタン見学となりました。

 先日またカメラが故障し、このところカメラを持ち歩くのを忘れがちです。今日の写真もご一行様任せで(^^; 帰国してデータをもらうのが楽しみです。
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by yuka151a | 2012-12-26 22:05 | Nepal

創立記念日セレモニー

 学校に到着すると、創立記念の式典のための椅子がグランドに運ばれ、ステージの準備も整いつつありました。大事な学校の行事ですが、作業はほとんど生徒の手で進められるところに感心します。
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 職員室では成績優秀者に配られるノートがラッピングして置いてあり、来賓や先生が胸につける花飾りも準備してありました。
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 今年は小さい子がステージ前に座れるようにシートも置かれ、今か今かと待つこと3時間(^^; 
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 結構早く準備が整っているのに、なぜ始まらないのかと思っていましたが、しばらくして理由は判明・・・ 郡教育事務所のお偉い方の到着を待っていたのです。先生達の話によると、招待されていたことを忘れていたとか、いないとか・・・ 午前11時半に始まる予定でしたが、到着されたのは午後1時半を回っていました(^^; こちらがそのお偉い方。
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 いつものセレモニーと同じく、校長先生や来賓の長~いお話に、ネパール人の大好きなダンス、成績優秀者の表彰・・・
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 2時間遅れで始まったにも関わらず、定時に式典は終了しました。
 帰宅時刻はきっちり守るようです(^^;
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by yuka151a | 2012-12-20 20:47 | 学校・子ども

カリキュラム(行事)

 今日もまたカリキュラム(行事)。「日本では学校の創立記念日は祝わないの?」と質問され、ふと考えたのですが、そういえば小学生の頃は、紅白のお饅頭だったか、お餅だったかを配られていましたが、勤務し始めてからは、区切りのいい年だけ、記念誌を作ったり、式典があったりという記憶が蘇ってきました。

 いつも冗談を言うサール(男の先生)が、「日本人は長生きするからだよ。ネパール人は寿命が長くないから、毎年祝っておかなくては」と言ったので、「いえいえ、あなたたちカリキュラムが好き過ぎです」と心の中だけで言っておきました(^^;

 10年生以上対象の「スペルコンテスト」は、カリキュラムの定番です。各クラスから選抜された、つまり成績優秀者が、出題された単語のスペルを当てるというものです。スラスラ言い当てる男の子に、黄色い声援が飛んでいました。このあたりは万国共通(^^;
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 3・4・5年生から4人ずつ選ばれ(これもやはり成績順)、各学年1人ずつの4チーム対抗のクイズ大会。クイズといっても、一般常識クイズみたいな問題で、3年生には難しすぎます。左端に座っているクマル君。出場予定だった子の姿が見当たらないので、急遽選手に選ばれましたが、緊張しきっている様子でした。答えることはできなくても、こういう経験を積んでいくのが大切なのでしょうね。
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 くじ引き形式で問題を選ぶ為に、先生方が作った入れ物。
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 実は、私のクレヨン入れで「使っていい?」と聞かれたので貸してあげたのですが、2つをテープで張り合わせ、1つの底に穴を開けてしまっていました(--;

 これでは後で使えなくなるのだから「貸して」ではなく「ください」って言うべきでしょ・・・ と、内心ムッとしたのですが、よく考えると「そこにあるものを使って、工夫して作った」のであって、ネパールの先生達が本来、苦手としていることをやり遂げているのだから、怒る場面ではなく「よくできました」と褒めなければいけない場面だなと思い直しました(^^) もちろん、そんな上から目線なコメントは言いませんでしたが。

 運動場に、もう1つの人だかり・・・
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 行ってみると、これから予防接種とのことで、小さい学年から順番に接種が始まりました。後で聞いた話によると、はしかの予防接種だそうで、15歳以下の児童・生徒が全員対象とのこと。
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 発熱の有無や年齢は、子どもの自己申告(^^; 保護者に確認もとりませんから、はしかをやったかどうかも全く関係なく接種していきます。カリキュラムで教室は空いているだろうに、運動場の片隅での実施です。砂埃もひどいし、あまり清潔ではない子ども達の腕にも関わらず、消毒らしき綿は、カッラカラに乾いていて、とても消毒できているようには見えません(^^;
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 接種しない子も、終わった子も、他の子が痛そうにするのを見物している中で、片肌を出さないといけないのは、大きい学年の女子にとっては、ちょっと酷なような・・・
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 もっと可哀想なのは「やってみてごらん」と注射の練習台に当たった子(++;「小さい子でも泣かなかったのに、なんでそんなに痛がるの」と、補助のミス(女の先生)に言われた生徒もいましたが、素人の私が見ても、それはそれは酷い注射の打ち方で(^^; 「違う、違う。こうやるの」と見本を示されるのですが、それはここでやることなのでしょうか・・・
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 プログラムが全て終了すると、明日の式典の為の清掃が始まりました。「掃除するのは決まった人」と言いながら、大事なことがあったら、子ども達にも掃除をさせています。それだったら、いつも全員ですればいいのに・・・ とこれもまた心の中でしか叫べない自分が悔しいです。
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by yuka151a | 2012-12-19 20:41 | 学校・子ども

お喋り(^^)

 キャラバンを終え、久しぶりに学校に来ました。といってもキャラバン中は試験期間でしたし、今週は創立記念のカリキュラム(行事)の毎日で、授業はほとんど行われていません。

 キャラバンの時に描いた絵を、教室に貼っていたのですが、予想通り、跡形も無く破られてしまっていました。1・2年生の教室は、朝6時からの11・12年生の授業で使われているそうで、その生徒達が悪さをしたようです。人の物、公共の物を大切にしないのは、ここの生徒だけではありませんが、同じ学校の小さい子が描いたものなのに・・・と、やるせない気持ちです。

 子どもも「絵がなくなった」と言ってきましたので、今日はお絵かきをしました。
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 この子が先日のキャラバン初日に泣き続けていた子です。実は、この子は一言も声を出さず、表情も変えない子だったのですが、キャラバンの授業の後、少しですがお喋りするようになりました。幼児語のためか、何を言っているのか、よく分からないこともあるのですが(^^;

 出来上がった絵と一緒に記念撮影!とっても嬉しそうでした。
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 運動場に出ると、6年生以上の生徒が、色別のチームに分かれて対戦していました。
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 このゲーム、2つのチームが対戦します。列を作って座っているチームは、順番に1人ずつ、ルールに沿ったルートを走ることができます。相手チームは、走る敵にタッチされないように、やはり決まったルートを逃げます。全員がつかまったら試合終了で、全滅するまでの時間を競うゲームです。そういえば、休憩時間にも、これで遊んでいる子はよく見かけるので、じっと見ていたら、なんとなくルールがわかるのですが、テンポよくゲームが進みますので、中に入ったら、ただただ立ち往生するだろうなという感じです(^^; 

 サンダル履きの生徒が多いので、気合が入ると、みんな裸足です。男子の対戦は、タッチされたら吹っ飛ぶほどの勢いなので、迫力があり、観客も大興奮(^^) 小さい学年の子は見るだけですが、見ながら覚えて、見よう見真似でやってみるようになるのでしょうね。
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by yuka151a | 2012-12-18 20:24 | 学校・子ども
 ドゥリケルの私立学校での授業でした。同時進行で全員が授業、多い人は4クラスを渡り歩いての授業となりましたが、これまでの反省を活かし、よい授業ができた様子でした。

  手遊び、絵本、劇あそびの幼児教育
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  経済学習 貯金について
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  4つの学年を対象に行った理科授業 ムシのからだについて
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  9・10年生対象のHIV教育 感染予防について
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 平和教育は7・8年生を対象に行いました。22名と少人数だったため、ポスターだけでなく資料集もしっかり見せることができたのですが、やはり火傷の写真を見ると顔を背ける生徒もいました。初めて聞く生徒にとっては衝撃的だと思います。でも、最後まで真剣に聞いてくれました。
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 他の国の文化や習慣を尊重して欲しいという話の例えとして、食事を食べるときの道具の話をしてきました。フォークやスプーンを使う人が多い国もあるけれど、ネパール人は手で食べるし、日本人は箸で食べるという話です。

 それぞれ小さい頃からの習慣で食べているのだから、違うのが当然であるという話しなのですが、ここの私立学校の生徒達は、ネパール人ですが手で食べるよりもスプーンを使って食べる傾向にあるようで、これまでの学校とは違う返答に、少々驚きました。世代によって、地域によって変化してきているのかもしれません。

 他国の人、友だちの気持ちを考えて行動することをしなかったら、再び戦争が起こるという話には、多少固まったような表情を見せ、こちらの言わんとすることを理解して頷いてくれました。他の教科の時には、大変活発でおどけた表情を見せる生徒達だっただけに、戦争の話を真剣に聞いてくれたことを大変嬉しく感じました。


 キャラバン最後の活動は、全ボランティアで関わる折り返しリレーです。
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 5・6年生約30人、これまでの学校では、走り方を理解させるのに苦労する小さい学年の子が混ざっていたのですが、今日は学年が高いことと、体育の経験がある学校なので、リレーの目的や二人三脚の目的にも触れて指導されました。その場で分けた2チームだったのですが、力量もほぼ同等で、アンカーまで勝敗がわからない接戦!子ども達は興奮状態ですが、みるみるうちにこつもつかみ、コーナーの素早い回り方や二人三脚の走り方はもちろん、終わってすぐ座るように友だち同士で声をかけるなど、こちらが学ばせたいことを自然に習得していっているようでした。
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 時間に余裕があったため、急遽「だるまさんが転んだ」をすることになりました。
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 日本人がまず見本を見せて、台詞は「だるまさんが転んだ」のままでやったのですが、これがなかなかの盛り上がり(^^) 鬼になった子に、台詞を言う前にクルリと向くフェイントのかけ方を教えてしまったら、全滅させるのに熱中する子も出る始末(^^; 子ども達だけでもできそうな雰囲気でしたので、また別の日にやってくれたら嬉しいなぁと思いました。

 体育指導をもって、本キャラバンの活動が終了しました。10日間にわたるキャラバン、体力的にしんどいなと思うこともありましたが、他の隊員と協力して活動することができたり、他の隊員の授業から学ぶことがあったりで、とても有意義な10日間でした。
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by yuka151a | 2012-12-16 22:33 | JOCV
 キャラバン中に訪問日が確定したカブレパランチョーク郡ドゥリケル。カトマンズ盆地内なので、一度カトマンズに戻って出直そうと考えていたのですが、カトマンズからも小一時間はかかる上、移動途中の町であることが分かったので、延泊して活動を済ませて戻ることにしました。

 土曜日は学校が休業日のため、移動&校長先生との打ち合わせです。校長先生は、ドゥリケルで活動中のJOCVの大家さんでもあるので、JICAの活動について理解があり、かつ好意的な雰囲気でした。キャラバンもいよいよ最後。これまでの経験から、それぞれが分散しての授業、場合によっては補助なしでの授業もできるという自信が持ててきたので、ナーサリーを除く、全クラスの児童に授業を提供できるよう、時間割を検討しました。長かったキャラバンの最終日、有終の美を飾れますように!
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by yuka151a | 2012-12-15 21:31 | JOCV
 昨日の夜、ダディン郡から貸切の車でも5時間以上はかかるシンドゥバルチョーク郡バラビセにやってきました。中国へのルートがある地域のため、数キロ毎に警察のチェックポイントがあるのには少々うんざり。私はかつてチェックポイントでリュックを開けられたことがあります。その日に限って「片栗粉」を持っていて、これは何だとしつこく聞かれる羽目になったので、何もなくても少々ドキドキしてしまいます(^^;

 今日の学校はプライマリースクールなので5年生までの学校でした。学校に到着したところ、なんと校庭に全児童がズラリと並び、手にマラ(花の首飾り)や花束を持って待ってくれていました。
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 歓迎のマラ、嬉しいのですが花の匂いに負けてすぐに外してしまうことが多いです。でも、今日ばかりは、そう簡単には外せませんでした。とはいうものの、あまりの数でマフラー状態。首が苦しくて、数は減らさせてもらいました(^^;

 絵本の読み聞かせや手遊びは、どこに行っても大人気です。
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 なんと地域の子どもの飛び入り参加もあったようで、席がなく床に座っていた子もいたとか。そして、あまりの楽しさにジリジリと前に寄ってきたのだとか(^^)正直な反応ですね。
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 理科学習は、子ども達が自分でムシの絵を描くことで、虫のからだの構造の違いを知るという学習です。先生も子ども以上に真剣に取り組まれていたので、教室全体がとても良い雰囲気でした。
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 平和教育は、これまでよりも対象学年が低いため、戦争によって人が傷つくということに焦点を当てて授業をしました。「佐々木禎子さん」の年齢を紹介すると、日本の子ども同様、自分のことと照らし合わせて聞いていたようです。
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 時間に余裕もあったので、折鶴づくりにもしっかり時間がかけられ、全員が自分で折ることができました。ここでもやはり先生が子どもと一緒に取り組まれ、子どもの前でも躊躇無く「できない」と声を発しながら挑戦されるので、子ども達も投げ出すことなく頑張れたのかもしれません。
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 さて最後の折り返しリレー。全学年約50人、急遽飛び入りの子もやってきて大賑わいになりました。子ども達にとっては未体験のことなので、青白に分かれて列をつくるだけでの一苦労です。3年生を先頭に置き、最後は4・5年生。間に小さい学年を並べて見本を見せながら実施しました。高学年はあっと言う間に要領を得ていくのですが、小さい子は自分のチームではない折り返し地点に向かって走ったり、タッチをする前に走り出したりとハプニング続出でした。でも、高学年は見る見るうちに上達し、走り方やコーンの回り方も見事なものでした。
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 勝ち負けにこだわる子が多かったからか、校長先生が「勝ち・負け」ではなく、「1位・2位」という表現をされたので、子どもも悔しがりながらも納得している表情でした。勝敗をつけないわけではなく、子どもの意欲をそがないように判定をされているところは、とても素晴らしいなと感じました。
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by yuka151a | 2012-12-14 22:19 | JOCV
 昨日に引き続き、私の配属校での活動です。

 学習は苦手な子が多い学校ですが、600人を超える児童・生徒が整列する様子は、なかなかきびきびとしています。音源を使わないので国歌もアカペラなのですが、これもよく揃っています。音程もさほど狂うことはありません。ネパールでは、先生からの口伝えで習っている学校も多いので、明らかにメロディーが違っている学校もあるのです。
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 今日の活動内容は、幼児教育・平和教育・理科・経済学習・HIV教育です。できるだけ全学年対象に授業をして欲しいという要望と、クラスが複数あるため、それぞれの授業を、同時進行で行うことになりました。

 幼児教育は1・2年生を対象に、手遊び歌・お絵かき・読み聞かせです。ネパール人の先生も前で動作をするなど、一緒に活動してくださったようです。
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 昨日は人見知りしてか、ずっと泣き続けて遠くから見ているだけだった1年生の男の子も、お絵かきをするときに、一生懸命お話しながら描いていたとか。実は、私はこの子の声を聞いたことがないので、たった1日の授業で子どもがこんなに変わることに驚くと同時に、やはり情操教育って大切なんだと感じました。
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 5年生対象の理科。前回の授業の反省を生かして、アリ・ハチ・トンボ・クモの写真を示しながらの授業でした。写真を見せると、子ども達が自分達でそれぞれの違いを探すことができたようです。やはり、視覚教材は理解を容易にするのだなぁとつくづく思います。
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 私は9年生のクラスで授業をしました。いつも会っている生徒もいるものの、実際に授業をするのは初めてで、私の話を理解してもらえるか緊張したのですが、たいへん熱心に聞いてくれました。
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 先生も最前列に座って、時折私の話を補足したり、ネパール語を訂正してくださったりで心強かったです。この学校へきて16ヶ月が経ちますが、広島のことを生徒に話したのは初めてで、大人になった時、少しでも記憶に残してもらえたらなぁと感じました。
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 経済教育は8年生対象です。2クラスを平等にするためにA・B両クラスで授業をして欲しいと教頭先生から要望があり、急遽授業数が増えたのですが、回を重ねて慣れてきていることもあって、見事な授業ぶりでした。
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 ただ、窓の外から覗いてちょっかいを出す他クラスの生徒がいたり、ネパール人の先生が不在になるとお喋りを始めたりと、困った状況もあったようです。授業をしていないクラス、先生がさっさと職員室に引き上げてしまうクラスが存在するという、この学校の先生達の課題です。

 10年生対象のHIV教育はA・B合同のため、約80人という大人数。教室も広い上に、いつもと違った環境で生徒達も落ち着きがないばかりか、先生不在をいいことに、ふざける生徒もいる始末・・・ 教頭先生に、その時間担当の先生に教室にいてもらうことをお願いしたり、かけつけてくれたダディン郡の隊員に後ろに座る生徒のフォローを任せたりして授業を行いました。
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 ネパールの学校では低学年のうちから、大きな声を荒げたり、体罰をしたりでしか子どもを静かにさせていないので、崩れるとあっというまに収集がつかなくなります。

 去年から関わっている3年生には「最後まで話を聞く」「ノートを見せるときは列に並ぶ」というルールが、徐々に身についてきつつあります。「静かになるまで黙って待つ」私の姿勢も雰囲気で感じられるようになってきました。体罰ではない怖さを感じているのかもしれませんが(^^;

 先生達の研修会でも勝手に私語を始める人や、話をよく聞かずに教材作りを間違える人、ストップをかけても作り続ける人が続出です。朝会で校長先生が話している真横で、握手を交わして昨日の出来事を話し始める先生も珍しくありません。

ネパールでは他国と繋がらないと経済が回らない、だから英語教育が必須であるというのであれば、他国のマナーについても取り入れていってもらいたいと思わずにはいられません。
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by yuka151a | 2012-12-13 20:55 | JOCV
 朝、タナフ郡から私の任地であるダディン郡ガジュリに移動し、配属校での授業を行いました。
今日は幼児教育&体育指導で、1~3年生が対象です。

 私の配属校は貧しい家庭の児童が多く、栄養状態が悪いためか、日本の同年齢の子に比べるとかなり小さい子どもが見られます。身長・体重を測定しBMIを算出しましたが、やはり平均値よりは小さいようでした。
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 先生にパソコンのエクセルを使ってBMIを算出する方法を指導している間、幼児教育隊員が「大きなカブ」の読み聞かせ、劇遊びを行いました。
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 配属校にはECDと呼ばれる幼児教育クラスがないため、4~5歳の子どもは入学後すぐに1年生になります。ネパールではECDのクラスでアルファベットのような文字や、数字について学習する時間があるのですが、ここの児童はそれを習わないままに1年生の教科書で学習を始めるので、全く理解ができていません。それなのに、先生方も1年生の教科書でしか教えられないので、私から見ると毎日が、ただただ意味無く過ぎていく状態です。

 これまで常々、1年生の学習形態を変えるべきだと訴えてきていましたので、今回のキャラバンでどんな風に授業をすると子どもが楽しく授業に臨めるのかを見てもらいたいと思っていました。

 劇は喜んで役をやりたがる子が続出で、同じ劇を何度もするのですが、台詞があっという間に覚えられる内容なこともあって、見ている子も飽きることなく楽しんでいました。役ができなかった子が、私のところにきて、またやろうねと言ったほどです。
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 折り返しリレーと二人三脚も1~3年生全員で行いました。男女でペアを組むのを異常に嫌がったり、ペアが転んでしまってもそのまま前に進もうとしたりと、てんやわんやの様子も見られましたが、みんなで何かをすることを、本当に楽しんでいる様子でした。
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 授業後、プライマリー(小学校)の先生に集まってもらい感想を聞かせてもらったところ、ネパール人の先生からも「子どもが大変楽しそうであった」「スポーツをするときに先生が見本を示すことが必要だと知った」と言った感想が出てきました。

 私達からも「スポーツは身体を育てるだけでなく、ルールを守ることや、勝ち負けだけにこだわらないことを教えこともできる。友だちと協力することを体験させることもできる。」ということを話すと、大きく頷いておられました。

 今日はガジュリに宿泊ということで、私の大好きなパン屋さんに、キャラバン御一行様を案内しました(^^)これまでにここの店に連れて行った日本人、ざっと数えても30人近くになるでしょうか。ご主人が外国で修行してきただけあって、ふっくらしたパンが食べられるので、私がいなくなっても、通りがかりの折には、ぜひぜひ寄ってもらいたいパン屋さんです。
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 今日は揚げたてのドーナツを目当てにやってきて、30分以上待ちましたが、揚げているところも見せてもらって、まさに油から上がったばかりのできたてドーナツをいただきました(^^)
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 2個も3個もふるまわれた挙句、どんなに言ってもお金をとってもらえません。パン屋さんいわく、「だって、友だちでしょ。ドーナツはいっぱいあるんだから。」って、パン屋さんにたくさんあるのは当然でして(^^; 何度も交渉した結果、お店で食べたのはご馳走になることにして、ホテルで待つみんなへのお土産を買わせてもらうことになりました。…買っていく量よりたくさん食べたのですが(^^;

 カトマンズからポカラへ続くトリブヴァンハイウェイ沿い、ガジュリバザールにあるパン屋さん。
ガジュリのチョーキ(通行車両をチェックするポイント)で尋ねると、必ず誰かが教えてくれるでしょう(^^) 一度、ご賞味ください!
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by yuka151a | 2012-12-12 15:33 | JOCV