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青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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サールが・・・

 校長先生が小学校(1~5年)担当の先生に「新年度、何か必要なものがありますか?」と尋ねられたので、居合わせた4~5人の先生方が、低学年が使い易い教室を整えて欲しい、歌いながら学習する歌も教えたいけど、どんな歌があるのか知らない・・といったことを訴えておられました。

 校長先生がどんな教具を買おうかと聞かれた時、去年一緒に算数を指導したサール(男の先生)が、「材料を買えば自分で教材が作れると、ミス(私のこと)が教えてくれている」と言ってくださったのが何より嬉しかったです(^^) 

 私の配属先の子どもたちの学力は、かなり厳しい状況ですので、残り一年ですが、なんとか、このサールと一緒に、よい手立てを考えていきたいと改めて思いました。
# by yuka151a | 2012-04-16 22:46 | 学校・子ども

新年度スタート

 やっとやっと新年度がスタートしました。といっても、今週一週間は授業はありません。日本の始業式までの仕事のように、今年度用の名簿をつくり、先生達の担当教科・学年を決めます。大きく違うのは名簿づくり。日本だと、学齢簿を基に今年度の入学者・在籍者が決まりますが、ここは保護者が学校にやってきて、手続きをします。

 今日はバンダ(強制ストライキ)だったので、学校に来る保護者は少なかったようです。さてさて、来週から授業が始められるのでしょうか。
# by yuka151a | 2012-04-15 19:43 | 学校・子ども

A Happy New Year!!

 新年を迎えました(^^) 
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 ネパールでは独自の暦を使っているので、今日から1番目の月、バイサークが始まります。
 ちなみに今年は2069年です!
# by yuka151a | 2012-04-13 18:39 | Nepal

OPEN!!

 近所のパン屋さん、お店の中の大きなオーブンでパンやクッキーを焼いていたのですが、ガジュリの店だけでなく、近隣の村でも販売しているため、オーブンだけでは生産が追いつかなくなったのだそうです。そこで、すぐ近くに別の工場を構えたそうで・・・ 行ってみると、ここはオーブンではなく釜でした。
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 この釜、手作りなのだとか。近所の子どもも手伝って、山のようにパンを焼いていました。
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 パンはもちろんですが、ここの揚げたてドーナツは、ふわふわして本当に美味しいです(^^) 
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 ガジュリは、ネパールの主要観光地であるポカラに向うバスが必ず通る村。パンはネパール人にとってはおやつ感覚なのですが、外国人の観光客が乗るバスに停車してもらえるような工夫ができたら、もっともっと売れるだろうなぁ・・・と思います。

 そして、うちの大家さんも私立学校の教科書や文房具を扱う店をOPENされました!
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 大家さんのお母さんとお嫁さんがされるのだそうですが、店を開いた理由を聞くと「ずっと家にいても退屈だから」(^^; 大家さんの息子さんはバイク修理の店を経営されていますし、私を含めて4世帯、さらに2階の店舗業者からの家賃、屋上のアンテナ設置料・・・と、かなりの収入があると思います。収入のある家庭はさらに事業が広げられ、そうでない家庭は・・・ 貧富の格差は、こうやってさらに広がっていくのだなと感じます。
# by yuka151a | 2012-04-10 20:34

リザルト

 学校の生徒達にリザルトを渡す日。リザルトというのは試験結果なのですが、今回は年度終わりということで、進級できるか留年になるかの発表でもあります。数日前出会った生徒も「もうすぐリザルトだ~」と笑いながら、でもちょっと心配そうに言っていました。

 日本の高校・大学の合格発表のように、みんながどっと来るのかと思っていたのですが、午前10時半、目で見て数えられる程度の生徒が校庭でお喋りしながら待っている程度。事務室や職員室では、まだ試験結果の一覧表を書いている状態で、結果が発表される時間も、はっきりとは決まっていないようでした(^^; 

 年度終わりの試験は3月19日に終わったはずなのですが、1週間ぐらい前にミス(女の先生)の家に行くと、まだテストの採点をされてましたし・・・ ここはとても悠長な学校のようです。

 12時半、やっと1・2年生の結果が発表されました。先生が読み上げた後、結果表が掲示されます。まず、年間総合得点の1位から3位までの子の名前、得点が読み上げられました。言うまでもなく相対評価です。
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 2年生で1位だった子のお母さん、顔をくしゃくしゃにして、泣かんばかりに喜んでおられました。その子は確かによく理解していますが、残りの多くは一桁の足し算も危うい段階なわけでして・・・

 でも、その20数名のほとんどが進級。最終テストは実際に見てはいませんが、例によってカンニング横行だったことでしょう(^^; 他の学年の一覧表入力を見ていると、先生が下駄を履かせることも珍しくなく、明らかに点数がない子以外は進級させるようです。

 留年することで、学校に通わなくなる子がいるというのも事実です。でも、基本的なことを全く理解できていないまま進級すると、当然その学年の学習が理解できるはずもありません。

 今日もまた「日本ではこんな試験はないでしょ」と、留年制度がないことを否定したような言い方をされましたが、留年させる試験が必要なのではなく、責任をもって理解させて進級させる意義を考えて欲しいと思います。日本のシステムは「ゆるい」「甘い」と思われているサール(男の先生)にそのことを言っても、なかなか通じないのが悔しいです。

 最後の9年生が発表されたのは、なんと午後3時を回ったころ。こんなに時間がアバウトだと、成績の順位が気になる子と、近所の子しかわざわざ見には来ないでしょうね。
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# by yuka151a | 2012-04-09 03:17 | 学校・子ども