チトワン国立公園
2011年 10月 28日
ジャングルの中をできるだけ音を立てずに歩き、動物を探します。30分以上は歩いたのですが、残念ながら動物にはあえませんでした。帰りはホテルに来るときに渡った川を船で下ります。
一面に霧が立ち込めて、何かが出てきそうな雰囲気でしたが、ここでも鳥以外を見ることはできませんでした。残念。
アトラクションの後、朝食をとり、ツアー最後の目的地マナカマナへ移動です。マナカマナは、昨日宿泊した川岸からほど近いところにあるヒンズー教のお寺です。ダサインの時、私の家の大家さん一家が訪れたお寺なんですが、歩くと3時間位かかる山の上にあるらしく、ケーブルカーでも登ることができるそう。お祈りにささげるヤギを乗せるためのケーブルカーもあるとか。
賑わう日には、ケーブルカーに乗る人が行列になるらしく、1時間以上待つこともざらだということでした。昨日キャンプ場から見ていると、じゃんじゃん、ケーブルカーが上がっていたので、上からの景色はどうなんだろう・・・と楽しみにしていました。しかし・・・ マナカマナに到着すると、あまり人が見当たらない。そして、門はきっちりと閉まっている・・・ まさか、まさかのバンダ(休業)!
今日はティハールの女性が男性にティカをする日なので、バンダだったのです。日本では連休は観光シーズン。そんな時に休業にする観光地って、まずありませんよね。祭を大事にするネパールならではだなぁと感心するしかありませんでした(^^; ガジュリからマナカマナまでは30km弱だそうですので、またの機会に訪れたいと思います。
しばらく学校がビダ(休日)になったので、そのままカトマンズに移動し、SV(シニアボランティア)さんの家にお邪魔させていただきました。ガジュリのミスの家に行ったとき、なぜだかマリーゴールドの花の写真を撮るように言われていたのですが、ティハールになって、その理由がわかりました。ティハールの時は家の入口にマリーゴールドをつなげたものを飾るのです。カトマンズでも、家の前にマリーゴールドが飾ってあったのですが、それよりすごいのがピカピカのネオン。
日本のクリスマスイルミネーション・・・とまではいきませんが、大きな家ほど気合が入っている気がしました。
ティハールは光の祭とも呼ばれ、女神ラクシュミーを家に迎え、富と繁栄を祈る祭なのだそうです。カラス、犬、牝牛にご馳走を食べさせる日があり、先日子犬にティカをつけた日が犬の日だったのです。玄関の前には長寿や無事を祈り、黄や赤の色粉で曼荼羅を描くのだそうです。ネワール族の新年でもあるティハールは、ダサインに続き、ネパールで大きな祭だということでした。夜半になって街を眺めると、街のあちこちにネオンが灯され、いつもとは違ったカトマンズに見えました。