青年海外協力隊の小学校教諭として、Nepalで活動しています。Nepalの生活、学校の様子などを記していきたいと思います。


by yuka
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教育キャラバン

 以前にも書いたことがあるのですが、JICA Nepalではキャラバンと呼ばれる活動があります。これは複数のボランティアでグループを作り、各地を巡回しながら啓発活動や授業をする活動です。

 昨年に引き続き、4日間の教育キャラバンに参加してきました。カトマンズより南東に位置するジャナクプルという地域を訪問し、日本語・理科・算数・HIV教育・手遊びを指導する内容です。私は算数の「分数」を指導しました。これは昨年度も行った内容なので、授業の流れは十分頭に入っているのですが、この地方、マイティリー語を母語としているそうで、ネパール語が通じないとの情報を聞いていたので、そこについてドキドキでした。
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 でも、行ってみると子どもたちはネパール語をしっかり理解できていましたので、楽しく授業をさせてもらうことができました。
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 外国人がなかなか訪れない地域のようで、4つの学校を訪問したのですが、どこでも大歓迎を受けました。イベントとしてではなく、日本の授業の進め方、教材を使って分かり易くする授業のモデルとして見て欲しいという願いが、正しく伝わっているのか、伝わっていないのか… でも、子ども達が1時間の授業でしっかり活動し、本時のねらいを達成する様子を先生達も見ておられましたので、何かしら感じてもらえたのではないでしょうか。
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 さて、ジャナクプルは、2~3世紀頃に古典サンスクリット語で書かれた『ラーマーヤナ』という長編物語の主要舞台のひとつでもあり、主人公のラーマ王子とシータ王女の結婚が執り行われた都。今も王子と王女の結婚を祝う祭が毎年行われていて、ネパール全土はもとよりインドからも多数の巡礼者が訪れる所だそうです。
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 インドに近いタライ地方だからか、シータを祀るジャナキ寺院は、ネパールの寺院とは少し違った雰囲気がありました。すぐ側のラム・ジャナキ結婚寺院も訪れましたが、ご利益は期待してません(^^;

 そして、この地方で生まれた民族芸術であるミティラー画。
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 ピカソがその芸術性を高く評価したというのも、なるほど頷けます(^^;自然界に存在するものを絵のモチーフとしていて、農村の生活が反映されています。実はこれらの絵は、この地方に住む女性達が家の壁に、日々の祈りを形に表すものとして描いていたものなのだそうです。
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 そして、ジャナクプルはネパール唯一の鉄道が走る所です。ここから列車に乗ればインドまで行けるのですが、外国人はこの鉄道で国境を越えることはできないのだそうです。朝7時と夜7時にしか列車が通らないそうなので、線路といっても地域の人が自由に通れる道になっています。

 実はこれ、動いている列車。出発してすぐはスピードがないので、こんなに近くを歩いても全く危険を感じません。
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 列車の中はといいますと… かなり硬そうな椅子です。
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 一応、ファーストクラスというものも存在するようですが、日本のそれと比べてはいけません。
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 この親子は前の日に行った文房具店のご主人と息子さん。ネパール人は一度会ったら「チネコ=知り合い」という間柄ですので、すっかり知り合いのように声を掛けられてしまいました。今から、インドに向かわれるとのことでした。
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 この線路の先が他の国に繋がっている…島国である日本では、決して味わえないものです。
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 さてさて、自転車に乗る少女達。身体より随分大きな自転車なので、ハンドルとサドルをつなぐパイプの下に身体を入れてこいでいます。
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 そういえば、私の母も小さい頃はそうやって乗っていたと聞いたことがあります。万国共通の、子どもが生み出した知恵なのかもしれませんね。
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by yuka151a | 2012-12-06 23:12 | JOCV