カリキュラム(行事)
2012年 12月 19日
今日もまたカリキュラム(行事)。「日本では学校の創立記念日は祝わないの?」と質問され、ふと考えたのですが、そういえば小学生の頃は、紅白のお饅頭だったか、お餅だったかを配られていましたが、勤務し始めてからは、区切りのいい年だけ、記念誌を作ったり、式典があったりという記憶が蘇ってきました。
いつも冗談を言うサール(男の先生)が、「日本人は長生きするからだよ。ネパール人は寿命が長くないから、毎年祝っておかなくては」と言ったので、「いえいえ、あなたたちカリキュラムが好き過ぎです」と心の中だけで言っておきました(^^;
10年生以上対象の「スペルコンテスト」は、カリキュラムの定番です。各クラスから選抜された、つまり成績優秀者が、出題された単語のスペルを当てるというものです。スラスラ言い当てる男の子に、黄色い声援が飛んでいました。このあたりは万国共通(^^;
3・4・5年生から4人ずつ選ばれ(これもやはり成績順)、各学年1人ずつの4チーム対抗のクイズ大会。クイズといっても、一般常識クイズみたいな問題で、3年生には難しすぎます。左端に座っているクマル君。出場予定だった子の姿が見当たらないので、急遽選手に選ばれましたが、緊張しきっている様子でした。答えることはできなくても、こういう経験を積んでいくのが大切なのでしょうね。
くじ引き形式で問題を選ぶ為に、先生方が作った入れ物。
実は、私のクレヨン入れで「使っていい?」と聞かれたので貸してあげたのですが、2つをテープで張り合わせ、1つの底に穴を開けてしまっていました(--;
これでは後で使えなくなるのだから「貸して」ではなく「ください」って言うべきでしょ・・・ と、内心ムッとしたのですが、よく考えると「そこにあるものを使って、工夫して作った」のであって、ネパールの先生達が本来、苦手としていることをやり遂げているのだから、怒る場面ではなく「よくできました」と褒めなければいけない場面だなと思い直しました(^^) もちろん、そんな上から目線なコメントは言いませんでしたが。
運動場に、もう1つの人だかり・・・
行ってみると、これから予防接種とのことで、小さい学年から順番に接種が始まりました。後で聞いた話によると、はしかの予防接種だそうで、15歳以下の児童・生徒が全員対象とのこと。
発熱の有無や年齢は、子どもの自己申告(^^; 保護者に確認もとりませんから、はしかをやったかどうかも全く関係なく接種していきます。カリキュラムで教室は空いているだろうに、運動場の片隅での実施です。砂埃もひどいし、あまり清潔ではない子ども達の腕にも関わらず、消毒らしき綿は、カッラカラに乾いていて、とても消毒できているようには見えません(^^;
接種しない子も、終わった子も、他の子が痛そうにするのを見物している中で、片肌を出さないといけないのは、大きい学年の女子にとっては、ちょっと酷なような・・・
もっと可哀想なのは「やってみてごらん」と注射の練習台に当たった子(++;「小さい子でも泣かなかったのに、なんでそんなに痛がるの」と、補助のミス(女の先生)に言われた生徒もいましたが、素人の私が見ても、それはそれは酷い注射の打ち方で(^^; 「違う、違う。こうやるの」と見本を示されるのですが、それはここでやることなのでしょうか・・・
プログラムが全て終了すると、明日の式典の為の清掃が始まりました。「掃除するのは決まった人」と言いながら、大事なことがあったら、子ども達にも掃除をさせています。それだったら、いつも全員ですればいいのに・・・ とこれもまた心の中でしか叫べない自分が悔しいです。
いつも冗談を言うサール(男の先生)が、「日本人は長生きするからだよ。ネパール人は寿命が長くないから、毎年祝っておかなくては」と言ったので、「いえいえ、あなたたちカリキュラムが好き過ぎです」と心の中だけで言っておきました(^^;
10年生以上対象の「スペルコンテスト」は、カリキュラムの定番です。各クラスから選抜された、つまり成績優秀者が、出題された単語のスペルを当てるというものです。スラスラ言い当てる男の子に、黄色い声援が飛んでいました。このあたりは万国共通(^^;
3・4・5年生から4人ずつ選ばれ(これもやはり成績順)、各学年1人ずつの4チーム対抗のクイズ大会。クイズといっても、一般常識クイズみたいな問題で、3年生には難しすぎます。左端に座っているクマル君。出場予定だった子の姿が見当たらないので、急遽選手に選ばれましたが、緊張しきっている様子でした。答えることはできなくても、こういう経験を積んでいくのが大切なのでしょうね。
くじ引き形式で問題を選ぶ為に、先生方が作った入れ物。
実は、私のクレヨン入れで「使っていい?」と聞かれたので貸してあげたのですが、2つをテープで張り合わせ、1つの底に穴を開けてしまっていました(--;
これでは後で使えなくなるのだから「貸して」ではなく「ください」って言うべきでしょ・・・ と、内心ムッとしたのですが、よく考えると「そこにあるものを使って、工夫して作った」のであって、ネパールの先生達が本来、苦手としていることをやり遂げているのだから、怒る場面ではなく「よくできました」と褒めなければいけない場面だなと思い直しました(^^) もちろん、そんな上から目線なコメントは言いませんでしたが。
運動場に、もう1つの人だかり・・・
行ってみると、これから予防接種とのことで、小さい学年から順番に接種が始まりました。後で聞いた話によると、はしかの予防接種だそうで、15歳以下の児童・生徒が全員対象とのこと。
発熱の有無や年齢は、子どもの自己申告(^^; 保護者に確認もとりませんから、はしかをやったかどうかも全く関係なく接種していきます。カリキュラムで教室は空いているだろうに、運動場の片隅での実施です。砂埃もひどいし、あまり清潔ではない子ども達の腕にも関わらず、消毒らしき綿は、カッラカラに乾いていて、とても消毒できているようには見えません(^^;
接種しない子も、終わった子も、他の子が痛そうにするのを見物している中で、片肌を出さないといけないのは、大きい学年の女子にとっては、ちょっと酷なような・・・
もっと可哀想なのは「やってみてごらん」と注射の練習台に当たった子(++;「小さい子でも泣かなかったのに、なんでそんなに痛がるの」と、補助のミス(女の先生)に言われた生徒もいましたが、素人の私が見ても、それはそれは酷い注射の打ち方で(^^; 「違う、違う。こうやるの」と見本を示されるのですが、それはここでやることなのでしょうか・・・
プログラムが全て終了すると、明日の式典の為の清掃が始まりました。「掃除するのは決まった人」と言いながら、大事なことがあったら、子ども達にも掃除をさせています。それだったら、いつも全員ですればいいのに・・・ とこれもまた心の中でしか叫べない自分が悔しいです。
by yuka151a
| 2012-12-19 20:41
| 学校・子ども